感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本詠み人
24
父が亡くなり残された母の今後を考えたとき、知識として認知症のことを知りたくて手にした本。第1章で認知症の行動・心理症状(BPSD)とは何か、予兆と予防のための視点を解説。第2章で「不同意メッセージ」からケアのやり方を考える。第3章で状態を数値化し変化を追う評価表の重要性を示す。全くの素人でも分かる内容だったので今後のために手元に置くことに。2021/12/10
ひろみ星☆
0
BPSDは中核症状に起因する二次的な症状と思っていたので、しょっぱなから目から鱗が落ちたような気持ちでした。BPSDを中核症状と周辺症状に分けようとするから食い違いが生じるということやBPSDだからこそ、背景要因を探って対応することが必要だということを知ることができたのは大きな収穫でした。症状を数値化し定期に振り返る具体的な方法が書かれていた、これらの取組により症状が落ち着かれる認知症の方も多いのではないかと思いました。2023/08/18