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出版社内容情報
《内容》 青年・成人期に達した「学習障害児」に対する援助はどうあるべきかという課題は既に今日的な問題となっている.「学習障害児」に対する早期からの関わりに関する議論は年々増加してきているにもかかわらず,そうした児童が成長していった後の実態についてはほとんどまとまった報告がない.本書の目的は,学習障害を伴って成長した人々の多様で長期的な要望に焦点を当て,93例のケースをもとに彼らが抱える問題の在り方を明らかにしている.本書を通じて,「学習障害」特有の問題が年長になるに従ってどのように変化していくのか,そうした問題に対して具体的な援助はどうあるべきなのかを考えるにあたっての貴重な拠り所が得られるであろう.本書はまた「学習障害」を理解するため入門書として,また心理学,特殊教育,リハビリテーション,ソーシャルワークに携わる人々の必須資料ともなるであろう.さらに青年・成人期の学習障害者から学んだ事柄は,翻って幼児・児童期の学習障害児に対する理解と援助にも有効であろう. 《目次》 第1章 はじめに 学習障害の定義/長期のニーズ第2章 評価と診断の原則 訴えの主要な理由/診断的研究の内容/臨床的方法/理論と方法/学力と認知過程の研究/臨床観察/要 約第3章 関心と特性 教育的背景と現在の問題/職業的背景と諸問題/社会的問題/克服第4章 知能の水準と類型 グループの類型/下位グループ/要約第5章 抽象的推理力と問題解決 手順の詳細/方策の使用割合/遂行の質的な側面/結論と示唆第6章 聴覚性言語障害 話し言葉の評価についての考察/成人の言語問題の一般的性質/聴覚性受容過程/聴覚的表出過程/要約 と結論第7章 学習障害をもつ青年の聴覚過程 一般的な聴力測定検査/実験的検査の手順/実験的テストの要約/討論第8章 概念化と言語に関する諸問題 要約第9章 読みの障害 読みの諸問題―それぞれの特徴/評価/読み課題の遂行/要約第10章 書字言語の障害 評価/書字言語の動作型と傾向/手書き/綴り/書法と話法/統語/修正とモニタリング/要約第11章 数学での諸問題 数学の障害/評価と診断についての考察/成人問題の特質/数学障害と日常生活第12章 非言語性障害と学習障害 評価/遂行の型と傾向第13章 学習障害のグループセラピー第14章 大学における学習障害者のためのプログラム 1973年リハビリテーション法第504条/施設の条件/学生募集と適正/学習障害をもつ学生の特別なニーズ /プログラム編成上の配慮/プログラム評価/コミュニケーションと調整第15章 要約:問題とニーズ 問題の類型/遂行の型/性別と遂行の類型/将来のためのニーズ/職業上のニーズ/メンタル・ヘルスのニー ズ/自助グループ/治療教育/要約付録А.学習障害の定義付録B.成人のケース歴:ノースウエスタン大学学習障害センター付録C.診断的質問付録D.評価のための諸テスト
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