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内容説明
人間が言語を使う能力を「神経科学」と「行為の意味論」という2つの要素の関わり合い、すなわち「言語行為」としてとらえるという観点から、本書ではまずその言語行為についての理論的な整理を行い(第1章)、続いて言語行為の神経機構(第2章)、言語行為の意味論(第3章)、そして最後にそのリハビリテーションの実践を紹介していきます(第4章)。人間のコミュニケーション能力を支えている仕組みそのものに対するリハビリテーション治療の、さらなる可能性を提言する画期的なテキストです。
目次
第1章 言語治療の本質を理解する―言語治療という臨床の「トポス(場)」のダイナミズム(日常の生活のなかのことば;ことばによる対話的関わりと行為の生成論 ほか)
第2章 言語機能系の神経科学の基礎―臨床のために不可欠な理解(浩語の神経機構;言語と身体性の認知神経科学 ほか)
第3章 言語行為論からみた言語機能系の働き(言語機能系の役割;言語と行為 ほか)
第4章 言語機能系の再学習の臨床思考―現場の思考を伝える(失語症の治療;片麻痺、失行症の治療 ほか)
著者等紹介
稲川良[イナガワリョウ]
1983年茨城県生まれ。2005年国際医療福祉大学保健学部言語聴覚学科卒業(言語聴覚士)。2019年人間総合科学大学大学院人間総合科学研究科修士課程修了(修士・心身健康科学)。伊勢崎福島病院、いちはら病院を経て、現在、水戸メディカルカレッジ勤務。公認心理師。茨城県言語聴覚士会理事、認知神経リハビリテーション学会代議員
安田真章[ヤスダマサアキ]
1982年大阪府生まれ。2005年千葉県医療技術大学校理学療法学科卒業(理学療法士)。2016年首都大学東京(現 東京都立大学)人間健康科学研究科修了(博士・健康科学)。八尾はぁとふる病院、東京湾岸リハビリテーション病院、富家千葉病院、脳梗塞リハビリセンターを経て、現在、東京大学医科学研究所附属病院勤務。認知神経リハビリテーション学会代議員
佐藤公治[サトウキミハル]
1948年北海道生まれ。1978年北海道大学大学院教育学研究科修了(博士・教育学)。北海道教育大学、北海道大学に勤務。北海道大学名誉教授。高知医療学院客員教員。認知神経リハビリテーション学会会員
木川田雅子[キカワダマサコ]
1979年宮城県生まれ。2002年新潟リハビリテーション専門学校言語聴覚科卒業(言語聴覚士)。古川星稜病院、大崎市民病院を経て、現在、東北医科薬科大学病院リハビリテーション部勤務。認知神経リハビリテーション学会代議員
湯浅美琴[ユアサミコト]
1981年群馬県生まれ。2014年北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻卒業(言語聴覚士)。横須賀市立うわまち病院、横浜リハビリテーションクリニック、所沢市こども支援センター、白ゆりリハケアクリニックを経て、現在、JAとりで総合医療センター勤務。公認心理師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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