出版社内容情報
《内容》 【編著者の序より】 本書は,失語症を中心とした成人のコミュニケーション障害を援助するために必要な,障害の基礎的な理解から,具体的な訓練法,地域でのリハビリテーションなどの広範な内容で構成されている.臨床とかかわる第I部と第III部は,長年,成人を対象として言語障害の臨床に携わってきたSTたちが,各自の臨床経験を踏まえ,症例も加えながら,具体的にわかりやすく書くことを目標にして執筆した.また第II部は,編著者の一人である東京大学教養学部心理学教室の河内十郎氏が,成人領域のSTに必要な神経生理学・神経心理学的問題をわかりやすく紹介した. こうしたことから,本書は成人のコミュニケーション障害を理解し,そうした障害を持つ人々を援助するための入門書として,新人のSTやSTを目指す学生はもちろんのこと,施設の指導員,保健婦,看護婦,そのほかリハビリテーションに携わる人々に役立つことと思う.また言語障害を持つ人の家族の方々にも読んでいただきたいと考えている. 著者の長年の臨床に裏打ちされた,コミュニケーション障害に苦しむ人々の援助方法を学ぼうとする人々にとっての格好の入門書です. 《目次》 序章 コミュニケーションの特性とその障害第1部 脳卒中後に出現するコミュニケーションの障害 第1章 失語症 第2章 失語症近縁の特殊な障害 第3章 麻痺性(運動性)構音障害 第4章 痴呆とコミュニケーション障害 第5章 右脳損傷後のコミュニケーション障害第2部 コミュニケーション障害と脳のしくみ 第6章 脳の構造と機能 第7章 失語症の原因となる脳の病気 第8章 言語と脳の働き 第9章 脳の損傷によって起こるさまざまな症状第3部 失語患者のコミュニケーションの改善に向けての援助 第10章 失語症の改善にかかわる要因 第11章 失語症の言語治療テクニック 第12章 STによる失語症言語治療の例 第13章 失語症の言語訓練材料 第14章 地域でのリハビリテーション
-
- 和書
- 悪のいきもの図鑑