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出版社内容情報
《内容》 知覚障害に対する具体的な治療方略を得るための思考の流れがわかりやすくまとめられ,すぐさま臨床への応用が可能となるように編集された,すべての臨床家のための実践の書である.
手の知覚障害と動作障害の関係,そしてそれぞれの障害の実態について説明されており,それらに対する治療的なアプローチの視点が詳しく解説されている.関連する体性感覚の神経生理学的な基礎知識についても,身近なトピックスを掲げてそれに解答するスタイルで記述されている.
リハビリテーションにおいて必須となる,知覚機能を調べるための系統立った検査方法が丁寧に解説されるとともに,その意義や結果の解釈まで十分に理解できる構成となっている.知覚障害の部位と特徴についても詳述されている.
感覚・知覚障害に対する治療的な方略とそれを踏まえた症例についても具体的に解説されており,基本的な知識の確認から臨床応用までの道筋をたどることができる.
《目次》
I章 手の知覚障害と動作障害
探索・識別機能の障害
手のかまえの障害
把握動作の障害
物体を移動させる機能の障害
運動調節機能の障害
防御知覚の障害
II章 体性感覚の神経生理学的基礎
身体に加えられた外力はどのようにして感じるのか?
触られた部位はどのようにしてわかるのか?
触覚刺激の強弱はどのようにしてわかるのか?
指に加えられた2箇所の刺激はどのようにして識別することができるのか?
粗さはどのようにして識別できるのか?
把握した物体の形態はどのようにして識別できるのか?
物体を把握するときの手のかまえはどのように決められるのか?
容器の中から物体を取り出すにはどのような知覚情報が必要か?
重さはどのようにして判定しているのか?
どのようにして侵害刺激から身体を守っているのか?
温度覚はどのように生じるのか?
III章 知覚の評価
Mobergのピックアップ検査
母指探し試験
静的触覚の検査
動的触覚の検査
局在の検査
2点識別の検査
痛覚の検査
温度覚の検査
固有感覚の検査
IV章 知覚障害の部位と特徴
体性感覚障害はどうして生じるのか
部位別にみた知覚障害の分布
V章 知覚のリハビリテーション
末梢神経損傷に対する知覚のリハビリテーション
中枢神経障害に対する知覚のリハビリテーション