リウマチ性疾患 - 小児と成人のためのリハビリテーション (改訂第3版)

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リウマチ性疾患 - 小児と成人のためのリハビリテーション (改訂第3版)

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  • サイズ B5判/ページ数 528p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784763920522
  • NDC分類 493.6
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  この本の第1版の翻訳はすでに多く日本の作業療法士に愛読されているが,原著第3版の訳として,大幅な改訂版として刊行された.小児も対象に含め,作業療法のみならず,読者を広くリハビリテーションに携わるスタッフとして書き改められたため,書名も改題となっている.  本書はリウマチ学,リハビリテーション,心理学,整形外科,および小児外科分野での臨床界に通じる知識を一箇所にまとめ上げることをねらいとする.その知識は患者への援助行動を行うセラピストに自信をもって治療にあたれるようにするものである.しかし,セラピストは援助する前に,知識を持つことが違いを作ることだと信じる必要がある.したがって,本書はここでの情報がいかに違いをつくるかを強調する.リハビリテーションの枠から内科および外科情報を提示することにより,またリウマチ治療におけるリハビリテーションの役割を他専門家に伝達することにより,本書が患者治療のチームアプローチをさらに深めることを願うものである.  本書は臨床家の視点から編集され,情報は臨床でみられる問題や論点に合わせて構成されている.第1章では,若年性関節リウマチを含めすべてのリウマチ性疾患にみられる関節炎治療の概要を提示し,治療の全体像を示すために簡潔にしてあるため,読者は詳細な治療情報のために続章を参考にされたい.  第2部の主要なリウマチ性疾患は,各種疾患の発生に合わせ全般的に再編成されている.第2部を通じて各疾患の治療は,共通の臨床症状をまとめたり,罹患される身体部位によって整理され,そのために特定症状の治療をたやすく参考できる.  第3部の小児と青少年期の関節炎は,この版で新しく入れたものである.この項は,関節炎をもつ子どもに対する包括的な生体力学的発達アプローチの初出論文である.  第4部は評価に関して,標準的評価方法を関節疾患患者と特に関連づけて解説してあり,これまでの関節可動域テストや筋力評価を述べている他の教科書は,例えば,正常な関節解剖に対してのみの手法を示しているが,傷害された関節の評価は特別な配慮を必要とする.  第5部は罹患関節に応用するときの5つの基本的作業療法技法を含めた.それらは装具,関節保護とエネルギー保存技術,自助具,機能的作業療法,および関節可動域と筋力増強の総論である.  第6部は,外科的リハビリテーションに関する7章が関節罹患に即してまとめられている.おのおのの章で関節破壊の進行,外科的介入適応と選択,特定手術の選択理論,および述語管理の概略を概観する.    《目次》 第1部 基礎知識  第1章 関節疾患の治療概要  第2章 患者教育と治療における心理的配慮  第3章 薬物療法 第2部 主要リウマチ性疾患  第4章 骨関節(変形性関節疾患)  第5章 繊維筋痛症  第6章 慢性関節リウマチ  第7章 乾癬性関節炎  第8章 強直性脊椎炎  第9章 全身性エリテマトーデス  第10章 全身性硬化症(強皮症)  第11章 多発性筋炎と皮膚筋炎  第12章 リウマチ性多発性筋炎と動脈炎症候群  第13章 痛風 第3部 子どもと思春期の関節炎  第14章 若年性関節リウマチ  第15章 発達評価と発達の統合  第16章 治療への配慮  第17章 評価と治療-3症例報告 第4部 評価法  第18章 病歴と症状の評価  第19章 手の病態力学と評価  第20章 関節可動域の評価  第21章 筋力評価  第22章 家庭、仕事、余暇時間における日常生活活動の評価 第5部 作業療法技法  第23章 手の関節炎に対する装具療法  第24章 関節保護訓練とエネルギー保存  第25章 自助具  第26章 機能的作業活動  第27章 運動療法  第28章 良肢位および腹臥位 第6部 外科的処置によるリハビリテーション  第29章 手指、手関節、前腕の手術  第30章 肘関節の手術  第31章 肩関節の手術  第32章 脊椎の手術  第33章 股関節の手術  第34章 膝関節の手術 第35章 足部、足関節の手術