リハビリテーションのための脳・神経科学入門 (改訂第2版)

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リハビリテーションのための脳・神経科学入門 (改訂第2版)

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784763910790
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C3047

出版社内容情報

「ニューロリハビリテーション」という新しいヴィジョン!
リハビリテーション専門家にとって必須の脳・神経科学の知見を紹介した初版から、9割近くの内容を一新した待望の大改訂!

患者にとって「私自身が感じ、動く」ことを回復させるという、リハビリテーションが目指している状態を、身体所有感、運動主体感といった知見から幅広く考察。
初版の出版時にはまだ解明されていなかった「脳損傷後の機能回復のメカニズム」についての最新の知見、さらにリハビリテーション専門家にとって筋・骨格系キネシオロジー以上に基礎的な理論であるべき「運動学習」についても、詳細に解説しています。
また、知見の紹介のみならず、脳損傷患者および疼痛患者に対する基本的なリハビリテーション戦略や、疼痛を感覚的な側面だけでなく、認知的あるいは情動的側面から多面的に捉えるアプローチについても提示しています。

本書はリハビリテーション専門家が当たり前の知識として脳・神経科学の知識を共有し、その知識を基に治療を行っていく時代を目指すためにベースとなる知識を提供するものです。
また、セラピストが患者に対してどのような病期に、どのような課題を与え、どのような難易度で治療、訓練を実践すべきかを考えるための助けとなる一冊となっています。

まえがき

第1部
第1章 脳の中の身体地図と神経可塑性
 1.1 脳の中の身体地図
 1.2 体性感覚の身体部位再現の特徴
 1.3 体性感覚の階層処理機構
 1.4 身体両側からの感覚刺激の統合
 1.5 体性感覚の可塑的変化機構
 1.6 一次運動野の身体部位再現の特徴
 1.7 身体運動を担う一次運動野のニューロン特性
 1.8 一次運動野の可塑的変化機構
 1.9 脳の中の身体地図の再編成
 1.10 豊かな環境および能動的探索と神経可塑性
第2章 脳卒中後の運動機能回復の神経メカニズム
 2.1 脳の修復とは
 2.2 脳の修復における局所的変化のメカニズム
 2.3 脳の修復における中枢神経系の再組織化
 2.4 グリア細胞とシナプス形成の役割
 2.5 環境および経験依存に基づく神経可塑性
 2.6 投射線維から考える運動機能回復
 2.7 交連線維から考える運動機能回復
 2.8 連合線維から考える運動機能回復
第3章 運動制御に関わる空間認知と身体イメージの生成プロセス
 3.1 視覚情報処理経路における形態と空間の認知システム
 3.2 空間情報処理に基づいた手の運動制御システム
 3.3 頭頂葉病変に基づく行為の障害の特徴
 3.4 身体を扱う用語の整理
 3.5 身体図式と身体イメージ
 3.6 身体イメージの延長
 3.7 身体所有感とは
 3.8 身体所有感の階層性
 3.9 神経科学から考える身体イメージ障害の特徴
第4章 運動主体感・運動意図の生成プロセスと運動イメージ
 4.1 運動主体感およびその生成に関わる責任領域
 4.2 運動錯覚経験を生み出す脳機能
 4.3 視覚的運動錯覚の生起とそれに関わる脳機能
 4.4 運動主体感とは何者なのか?
 4.5 運動イメージとは?
 4.6 運動イメージの神経基盤
 4.7 運動イメージに影響する因子
 4.8 運動観察の神経基盤および臨床介入
 4.9 運動イメージに関する臨床研究
第5章 運動学習の神経メカニズムとそのストラテジー
 5.1 運動学習とは
 5.2 運動シークエンスの組織化ならびに運動学習の様式
 5.3 運動スキル課題における脳活動の特徴
 5.4 運動学習における脳の再組織化プロセス
 5.5 強化学習システム
 5.6 誤差学習システム
 5.7 運動の内部モデルとは何か
 5.8 認知機能を活かした学習システム;イメージ・ワーキングメモリ

第2部
第6章 脳・神経科学に基づいた脳卒中リハビリテーション
 6.1 ニューロリハビリテーションとは
 6.2 急性期から回復期における基本的戦略
 6.3 回復期から維持期における基本的戦略
 6.4 維持期における基本的戦略
第7章 脳・神経科学に基づいた疼痛リハビリテーション
 7.1 痛みに関する複数の側面
 7.2 痛みに関連する脳領域
 7.3 慢性痛の神経プロセス
 7.4 下行性疼痛抑制
 7.5 痛みの情動的側面における神経科学的解釈
 7.6 痛みの情動的側面に対するリハビリテーション戦略
 7.7 痛みの社会的側面に対するリハビリテーション戦略
 7.8 痛みの認知的側面における神経科学的解釈
 7.9 痛みの認知的側面に対するリハビリテーション戦略

あとがき
索引

森岡 周[モリオカシュウ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三井剛一

3
久しぶりの再読。 前に読んだ時より、理解できてきたが、まだまだ足りない。 どんな人においても、脳・神経科学からみてICFでいう社会参加を目指す、社会・人との関わりが重要なことがよくわかる。 特に身体所有感・運動主体感の部分がおもしろい。 脳の可塑性には、大きな可能性がある。2022/01/09

YM

2
内容理解がなかなかできず、読むのに時間がかかった。内容としては興味深いものが多かったのですが、自分の知識と理解力の無さが…時間を置いていつか再読してみたいと思います。2022/07/11

jun

2
難しい内容も多く、1時間読んで10ページくらいしか進まないときはきつかった。なるほどなと思って読み返そうと思ったところに線を引いていたら、線だらけになったので間違いなく再読せねばなりません。そして1章毎に提示されている参考文献の量がえげつない…。システマティックレビューどころの話ではない…。これは心して孫引きせねばいかん。2021/09/30

yutayonemoto

2
第1部は5章で構成。1章 脳における身体(感覚・運動)表象と神経可塑性。2章 脳卒中後の機能回復メカニズム(内部,外部要因)。3章 空間生成の神経基盤(視覚,身体イメージ)。4章 運動主体感と運動イメージ。5章 運動学習。それを受けた第2部は2章構成。6章 病期別の脳卒中運動機能回復。7章 ペインリハビリテーション。僕にこの世界を教えてくれた人の本。本日出版社から到着して一気に読み終わった。初版と比べて「運動」への焦点化が明確になった印象。ここからどうするか、現場のセラピストが真剣に考えないといけない。2016/05/28

ららさくら

0
前半は理解できたが、後半、特に5章は苦しかった。内容がすんなり理解できる実力をつけたい。2016/11/10

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