出版社内容情報
《内容》 「RAのリハビリ研究会」の編著によってまとめられた難渋症例集.慢性関節リウマチは,症状が刻々と変化,進行し,障害像の把握も極めて困難である.わが国ではリウマチのリハビリテーションに関する症例報告数が少なく,とりわけ困難な症例を正面から捉えた報告はほとんど発表されないのが現状である.本書は長年リウマチのリハビリテーションを実践しながら,具体的な議論を積み重ねてきた研究会の会員病院・施設がそれぞれ難渋した症例を持ちより,症例報告→研究会全体での議論→主治医のコメントという一連の流れで整理したものである.困難な例,失敗した例から,リウマチ・リハの現状と課題が浮き彫りにされる. 《目次》 症例1 今後症状の悪化が予想される症例について 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント症例2 重症RAのリハビリが難渋した症例 ~疾病の進行,頸椎の羅患により機能低下を招いた症例 症例/質疑応答/ディスカッション症例3 TKAを実施するも失調症状のため自立歩行が獲得できない症例 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント症例4 膝関節のROM制限が著明なため,両膝関節にTKAを施行した患者で術後訓練において上肢機能障害が進 行し,患部疼痛等のために難渋した症例 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント症例5 ステロイド減量により一時的に機能低下をきたし,心理的サポートを必要とした症例 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント症例6 上肢の機能訓練を行うも改善が認められず難渋した症例 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント症例7 歩行獲得に際し,腰部および下肢の各関節に痛みを呈した症例 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント症例8 自助具を処方する時期が適切でなかったため機能障害が進行し難渋した症例 ~自助具の情報提供は早期に 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント症例9 外来のリハビリに難渋した症例 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント症例10 肺疾患を併発したRA患者について 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント症例11 肩関節可動域制限のある患者に対して徒手的ROM訓練を行ったが,拘縮が残ってしまった症例 症例/質疑応答/ディスカッション/主治医のコメント
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