内容説明
星の湿度計、都松茸と田舎松茸、ネズミの足は夜光る、人間にも生えるキノコ、山姥は脱毛症、音を出すキノコ、体臭の強い女王様…など、京阪神で見られるキノコ70種!在野のキノコ博士・高山栄の初エッセー集。
目次
自然界の循環三界図
不思議なキノコワールド(巣ばかり増えて蜂不在―ハチノスタケ;木曽義仲も食したキノコ―ヒラタケ;人間に匂いを消されたキノコ―エノキタケ;日本人の心の味―ナメコ;キノコ採りの醍醐味―クリタケ;あの手この手でマツボックリを責める―マツカサキノコモドキ;冷凍するとおいしさが増すキノコ―ハタケシメジ ほか)
キノコ人生の三人の恩師
著者等紹介
高山栄[タカヤマサカエ]
日本菌学会・関西菌類談話会会員。1938年2月4日生。京丹後市網野町出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅独歩
1
キノコ研究は郷土史家と同じく玄人はだしというアマチュアが多いが、この著者もその一人だろう。なにしろ、日本で初めてトリュフを発見し、いまでは匂いで探せる(!)域にまで達しているというのだから。一枚一枚、魂のこもったキノコ絵も素晴らしい。京都の人はマツタケ至上主義で他のキノコには見向きもしない、という嘆きが面白かった。2009/07/25
emiko
0
きのこの絵がいい雰囲気。2016/06/26
shibatay
0
日本のトリュフ発見者・高山さんの本。とにかく絵が素晴らしい!高山さんならではの情報も随所に。2009/08/02