目次
西アフリカ1989
西アフリカ三都物語
東南アジア1990
東南亜細亜北垂行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tom
2
秋山忠右と北方謙三のコンビがよかった。現在から35年くらい前だが、共産圏や軍事政権下の国もあるが、どこの国からも生きている人々の活気を感じる。それを眺めていく旅人二人の視線が温かい。そう、温かいのだ。豊かな先進国日本から、子供の成長を見守るような温かさを感じる。いまも、国力としては日本のほうが上の国が多いだろう。東南アジアとヨーロッパを除けば、現在でも最貧国の部類に入る国が多い。だけど、その差は当時とだいぶ縮まっている。ひとつは、これらの国々が発展したこと。それから、日本が落ちぶれたこと。2022/11/03