出版社内容情報
日露戦勝に国民が熱狂した帝国興隆の時代、
「軍国主義反対」の狼煙を上げた孤高の信念
「ひたすら国家全能の思想に偏し、現形の栄誉のみを尊び、
これに熱中し、道徳や倫理の方面を打ち忘れる風潮が広まるなら、
我らはそんな風潮に与しない」
日露戦争下、戦争を煽る大新聞を批判し、孤立して講和支持を貫いた『東洋日の出新聞』創刊者・主筆の鈴木天眼。韓国併合、満蒙進出、対華二十一か条要求を批判し、中国の主権を尊重した対等な日中関係を主張。その思想はやがて、侵略へ傾く「日本の国家利益のためのアジア主義」と袂を分かち、平等・互恵・平和・共生のアジア主義へと至る。女性解放、天皇の政治利用への反対など独自の思想を紙面に貫いた、知られざる言論人の軌跡。
いま甦る「もうひとつのアジア主義」の光芒
【目次】
序章 孫文が長崎の鈴木天眼を見舞う
第1章 長崎まで
第2章 東洋日の出新聞創刊
第3章 日露戦争
第4章 軍国主義に反対する
第5章 衆議院議員になる
第6章 辛亥革命
第7章 天皇機関説論争――上杉の天皇主権説を批判
第8章 大正政変――憲政擁護に希望、侵略主義を懸念
第9章 天皇神格化に反対する
第10章 教育勅語の政治利用を批判
第11章 アジア主義の分岐点
第12章 第一次世界大戦――対華二十一カ条要求を批判
第13章 第一次世界大戦後の日本
第14章 関東大震災
第15章 大アジア主義の旗
内容説明
日露戦争下、戦争を煽る大新聞を批判し、孤立して講和支持を貫いた『東洋日の出新聞』創刊者・主筆の鈴木天眼。韓国併合、満蒙進出、対華二十一か条要求を批判し、中国の主権を尊重した対等な日中関係を主張。その思想はやがて、侵略へ傾く「日本の国家利益のためのアジア主義」と袂を分かち、平等・互恵・平和・共生のアジア主義へと至る。女性解放、天皇の政治利用への反対など独自の思想を紙面に貫いた、知られざる言論人の軌跡。いま甦る「もうひとつのアジア主義」の光芒。
目次
序章 孫文が長崎の鈴木天眼を見舞う
第1章 長崎まで
第2章 東洋日の出新聞創刊
第3章 日露戦争
第4章 軍国主義に反対する
第5章 衆議院議員になる
第6章 辛亥革命
第7章 天皇機関説論争―上杉の天皇主権説を批判
第8章 大正政変―憲政擁護に希望、侵略主義を懸念
第9章 天皇神格化に反対する
第10章 教育勅語の政治利用を批判
第11章 アジア主義の分岐点
第12章 第一次世界大戦―対華二十一カ条要求を批判
第13章 第一次世界大戦後の日本
第14章 関東大震災
第15章 大アジア主義の旗
著者等紹介
高橋信雄[タカハシノブオ]
ノンフィクション作家。1950年生まれ。九州大学経済学部卒。元長崎新聞論説委員長。1990年、「天皇に戦争責任はあると思う」と発言した本島等長崎市長が右翼の男に銃撃された事件現場のスクープ写真で日本新聞協会賞を受賞。著書に『東洋日の出新聞 鈴木天眼~アジア主義もう一つの軌跡』(2019年、長崎新聞社。日本自費出版文化賞・研究評論部門賞)、『鈴木天眼 反戦反骨の大アジア主義』(2022年、あけび書房。平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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