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出版社内容情報
時代と対峙し続けた元学徒兵の文人教師、その足跡が照らし出すもの
戦争のリアリズムが薄れゆくなか、圧倒的な教養と強靱な思索力で俊才たちを感化した伝説の国語教師、元群馬県立前橋高校教諭・亀島貞夫。作家として、評論家として類まれな才能と独自の思想をもちつつ、文壇とは距離を置き市井に生きた亀島の思索遍歴から、戦後という時代を照射する。
ある「わだつみ世代」の蹉跌と、「種まく人」としての生き様
内容説明
時代と対峙し続けた元学徒兵の文人教師、その足跡が照らし出すもの。ある「わだつみ世代」の蹉跌と、「種まく人」としての生き様。戦争のリアリズムが薄れゆくなか、圧倒的な教養と強靭な思索力で俊才たちを感化した伝説の国語教師、元群馬県立前橋高校教諭・亀島貞夫。作家として、評論家として類まれな才能と独自の思想をもちつつ、文壇とは距離を置き市井に生きた亀島の思索遍歴から、戦後という時代を照射する。
目次
序章
第一章 軍隊体験と戦後文学(新進作家の軍隊観;〈白日の記録〉の主題;「芳蘭伝説」の謎;生きること・書くこと)
第二章 絶対平和主義のジレンマ(学徒兵たちの葛藤;反戦平和論への懐疑;人道主義と絶対平和主義)
第三章 道化として生きる(「赤い教育」の〓末―伊勢崎高校事件;文学者と教師のあいだで;道化とトリックスター)
むすびに代えて
著者等紹介
高草木光一[タカクサギコウイチ]
1956年群馬県生まれ。慶應義塾大学名誉教授。社会思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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