出版社内容情報
徳川政権最長50年の在位で、家斉はこの国に何をもたらしたのか?
「寛政の改革」に奔走した松平定信と、享楽と廃退をもたらした徳川家斉の相克が、来るべき幕末の導火線となった――
「内憂外患」の時代を導いた強烈な個性たちの群像劇に迫る!
江戸後期、将軍家斉の下で融通無碍な柔構造となった徳川体制は、庶民文化を爛熟させた半面、政情は内憂外患を深めた。
危機にあたり、松平定信ら賢臣は幕府の屋台骨を支えるべく奮闘したが、時代は否応なく幕末に突入していく――。
後の日本を運命づけた、“平和な激動の時代”を読み解く!
内容説明
江戸後期、将軍家斉の下で融通無碍な柔構造となった徳川体制は、庶民文化を爛熟させた半面、政情は内憂外患を深めた。危機にあたり、松平定信ら賢臣は幕府の屋台骨を支えるべく奮闘したが、時代は否応なく幕末に突入していく―。後の日本を運命づけた、“平和な激動の時代”を読み解く!
目次
第1章 松平定信と一橋家斉の将軍後継をめぐる暗闘
第2章 気配りの将軍・徳川家斉の融和政策
第3章 松平定信の「寛政の改革」
第4章 ロシアの南下
第5章 松平定信の失脚
第6章 寛政の遺老による「寛政の改革」の継続
第7章 将軍家斉の放漫政治
第8章 大御所時代の「そうせい公」家慶
第9章 天保の改革と幕末への突入
著者等紹介
鈴木荘一[スズキソウイチ]
1948年、東京に生まれる。近代史研究家。1971年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。2001年退職し、以降歴史研究に専念、「幕末史を見直す会」代表として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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