出版社内容情報
少しでも被害を軽減するために、いま私たちができることは何か――
液状化被害=家屋傾斜、インフラ途絶、敷地境界移動……2011年3月11日の東日本大震災で、大規模な液状化に見舞われた東京湾岸エリア。ここに自宅を構え、自らも被災者となった建築士が記録した液状化被害の実際と、この国に蓄積されてきた伝統的建物復旧=水平化技術から先端的工法、それらの複合手法など、復旧にいたる術を解説。地盤との関係を紐解きつつ、次なる液状化への備えと課題を探る。
建築士必読! 意外と知らない「建物と液状化の関係」
内容説明
液状化被害=家屋傾斜、インフラ途絶、敷地境界移動…2011年3月11日の東日本大震災で、大規模な液状化に見舞われた東京湾岸エリア。ここに自宅を構え、自らも被災者となった建築士が記録した液状化被害の実際と、この国に蓄積されてきた伝統的建物復旧=水平化技術から先端的工法、それらの複合手法など、復旧にいたる術を解説。地盤との関係を紐解きつつ、次なる液状化への備えと課題を探る。建築士必読!意外と知らない「建物と液状化の関係」
目次
第1章 地盤液状化とその被災状況
第2章 被災直後の緊急調査で判明したこと
第3章 沈下修正を経験して悟ったこと
第4章 建物ジャッキアップのよもやま話
第5章 液状化層の意外な緩衝効果
第6章 沈下修正―各工法の特徴と課題
第7章 復旧を支えたコミュニティの力と情報ネットワーク
第8章 平成25年2月東京高等裁判所提出「鑑定書」から
第9章 さまざまな軋轢からの解放へ
著者等紹介
中野恒明[ナカノツネアキ]
芝浦工業大学名誉教授/(株)アプル総合計画事務所・代表取締役、東京建築士会中央支部・支部長。1951年山口県生まれ。74年東京大学工学部都市工学科卒業、槇総合計画事務所を経て、84年アプル総合計画事務所設立、2005~17年芝浦工業大学理工学部教授(環境システム学科)。専門は都市デザイン、都市計画から建築設計、景観設計まで幅広く実践活動を行う。過去に在京TV6局新タワー(東京スカイツリー)候補地選定委員会委員・幹事長、同ネーミング選定委員、都市環境デザイン会議・代表幹事、墨田区景観審議会会長を歴任。東京大学工学部・同まちづくり大学院、東京藝術大学、日本大学、九州工業大学などの非常勤講師等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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