出版社内容情報
同性婚の「現在地」、そして「その先」を展望する
いまだ法律で認められていない同性婚。そもそもなぜ日本では「異性婚」しかできないのか? 憲法・民法・国際人権法の視点から「法の論理」を、そして独・仏・台湾事情から同性婚法整備の過程とその後の経過を学び、日本における婚姻の自由と平等を考える。
執筆者
辻村みよ子(東北大学名誉教授)
三成美保(追手門学院大学法学部教授・奈良女子大学名誉教授)
田代亜紀(専修大学法科大学院教授)
西山千絵(琉球大学大学院法務研究科准教授)
中川重徳(弁護士)
二宮周平(立命館大学名誉教授)
谷口洋幸(青山学院大学法学部教授)
齊藤笑美子(GELEPOCフランス支部長)
渡邉泰彦(京都産業大学法学部教授)
福永玄弥(東京大学教養学部准教授)
糠塚康江(東北大学名誉教授)
内容説明
いまだ法律で認められていない同性婚。そもそもなぜ日本では「異性婚」しかできないのか?憲法・民法・国際人権法の視点から「法の論理」を、そして独・仏・台湾事情から同性婚法整備の過程とその後の経過を学び、日本における婚姻の自由と平等を考える。
目次
企画趣旨―二一世紀の人権保障としての婚姻の自由・平等
第1部 日本における婚姻の自由・平等(婚姻の自由・平等をめぐる憲法論―同性婚について;コメント 同性カップルの婚姻の憲法的基礎づけに向けて;核心部にさしかかる「結婚の自由をすべての人に」訴訟;実務上の課題と具体的な提案)
第2部 婚姻の自由・平等の法理―国際比較から(国際人権法と婚姻の自由・平等―性別制限の撤廃は国際人権法上の義務か;フランス同性婚の10年と見えてきた課題;ドイツでの同性婚まで二五年?一六年?四日?;「ジェンダー平等」と性的マイノリティの権利―台湾における婚姻平等を中心的事例として)