暗闇の後で―豪州ラブデー収容所の日本人医師

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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784763420763
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

誰にも話せない「暗闇」が、私の運命を翻弄した

731部隊と繋がる防疫研究室で石井四郎の部下として働いた医師、茨木智和。
最高機密の下で目の当たりにした数々の事実により、彼は愛する人を失い、人生は流転を始める。
たどり着いた地・オーストラリアで開戦を境に“敵”となった彼は、強制収容所での日々を通じ、どう「暗闇」と向き合ったのか──

日豪にルーツを持つ作家が描く、戦時下のエリート医師の苦悩と決意


(あらすじ)東京帝国大学医学部出身の俊英・茨木智和は、陸軍軍医学校に開設された新たな研究部門の門を叩く。そこは、忠誠心と思慮分別が何より求められる科学発展の最前線だった。防疫研究室での機密下での仕事は、次第に彼の精神を蝕み、その苦悩を知る由もない妻との関係は、崩壊に向かって進んでいく。すべてを失った茨木がたどり着いたのは、西豪州ブルームの「真珠ダイバー」たちのためにつくられた日本人病院の医師の椅子だった。誰にも明かせない「暗闇」を抱えたまま、なんとか現実と折り合いをつけて生きる茨木の元に届いた真珠湾攻撃の報せは、彼を敵性外国人として収容所に送り込む。そこで直面した様々な人間模様は、茨木の現在、過去、そして未来を変えていった──

内容説明

731部隊と繋がる防疫研究室で石井四郎の部下として働いた医師、茨木智和。最高機密の下で目の当たりにした数々の事実により、彼は愛する人を失い、人生は流転を始める。たどり着いた地・オーストラリアで開戦を境に“敵”となった彼は、強制収容所での日々を通じ、どう「暗闇」と向き合ったのか―日豪にルーツを持つ作家が描く、戦時下のエリート医師の苦悩と決意。

著者等紹介

パイパー,クリスティン[パイパー,クリスティン] [Piper,Christine]
日豪ミックスレイスの作家、ジャーナリスト。デビュー小説『After Darkness』(Allen&Unwin 2014)では、第二次世界大戦中に敵性外国人としてオーストラリアで強制収容された日本人医師を描いた。この作品はヴォーゲル文学賞を受賞、マイルズ・フランクリン賞の最終選考に残り、現在ビクトリア州の高校生の英語教材として使われている。日本の市民活動家と国における矛盾する戦中の記憶についてのノンフィクション・エッセイ『Unearthing the Past』は、2014年のガイ・モリソン賞のリテラリー・ジャーナリズム部門とキャバリーエッセイ賞を受賞

北條正司[ホウジョウマサシ]
高知大学名誉教授。理学博士。1952年愛媛県生まれ。1974年神戸大学理学部卒。1981年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。1979年高知大学理学部着任、2001年教授、2017年より名誉教授。カナダCalgary大学および米国Texas A&M大学博士研究員、オーストラリアMonash大学客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。