ロシア・ノート―アンナ・ポリトコフスカヤを追って

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ロシア・ノート―アンナ・ポリトコフスカヤを追って

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  • サイズ A5判/ページ数 186p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784763420671
  • NDC分類 229.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

暗殺された記者が告発し続けた、
ジャーナリズムが崩壊しゆくロシアの現実。
ウクライナ侵攻の原型である、チェチェン紛争の
想像を絶する非人道的な暴力を描いたグラフィック・ノベル。

「ここでは、人の命には2コペイカの価値もない。」

2006年、モスクワの自宅アパートで殺害されたアンナ・ポリトコフスカヤ。彼女はロシア独立系新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ』をリードするジャーナリストだった。
ロシア連邦軍と独立派武装勢力、そして現地に暮らす多くの市民たち――ポリトコフスカヤの生前の取材と、友人への聞き取り調査をもとに、「掃討作戦」という名の民間人虐殺、不正にまみれたロシア軍の実態など、無法地帯と化したチェチェンを描く。

内容説明

ウクライナ侵攻の原型である、チェチェン紛争の想像を絶する非人道的な暴力を描いたグラフィック・ノベル。2006年、モスクワの自宅アパートで殺害されたアンナ・ポリトコフスカヤ。彼女はロシア独立系新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ』をリードするジャーナリストだった。ロシア連邦軍と独立派武装勢力、そして現地に暮らす多くの市民たち―ポリトコフスカヤの生前の取材と、友人への聞き取り調査をもとに、「掃討作戦」という名の民間人虐殺、不正にまみれたロシア軍の実態など、無法地帯と化したチェチェンを描く。

著者等紹介

イゴルト[イゴルト]
1958年、イタリア・サルデーニャ生まれ。イタリアを代表する漫画家のひとり。日本での活動歴もあり、90年代には雑誌「モーニング」で連載を持っていた(単行本『Yuri』やまねみどり訳、講談社、1996年)。2015年、東京のイタリア文化会館にて、谷口ジローとの二人展「歩くひとたち」を開催。代表作『5は完璧な数字(Cinque `e il numero perfetto)』の執筆に取り組んでいた90年代には東京に暮らしていた。2015年に第1巻が刊行された『日本ノート(Quaderni giapponesi)』という作品でも、複数の漫画賞を受賞している

栗原俊秀[クリハラトシヒデ]
翻訳家。1983年生まれ。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)の翻訳で、須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Nobuko Hashimoto

29
ソ連時代の大飢饉を取り上げた『ウクライナ・ノート』の著者による。本書ではチェチェン問題の実態を明らかにしようとして暗殺されたロシアのジャーナリストについて。前著よりも絵やデザインが洗練されている。が、内容は前著にもまして衝撃的。チェチェン紛争時に起こっていた民間人への暴力、略奪、拷問。そうした行為を拒否した兵士へのむごたらしい懲罰。取材を続けるポリトコフスカヤ自身への脅迫、拘禁…あまりに酷くて何度か本を閉じてしまう。残虐行為に染まって暴力が止まらなくなることをチェチェン・シンドロームというそう。2024/02/17

ロビン

15
イタリアの著名な漫画家が、2006年銃撃されて殺されたロシアのジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤのこと、同じく殺害された彼女の友人で勇気ある反体制派弁護士であったマルケロフー殺害予告や嫌がらせにも屈さなかったー、アンナと同じ新聞社の記者であったバブロヴァのこと、チェチェンで行われているロシア軍による凄惨な拷問や懲罰、「ザチストカ」といわれる気晴らしのための強奪や民間人殺害、戦地に行って人間性を喪失した上に身体的にも取り返しのつかない傷を負い「英雄」とされるロシア兵のこと等を描いたグラフィックノベル。2024/01/27

Shun'ichiro AKIKUSA

6
救いのない描写がつづき、読むのが非常につらい。だからこそ価値がある。2023/12/09

タキタカンセイ

6
アンナ・ポリトコフスカヤの著書のコミカライズ的なものと思って読んだら全く違っていて、著者自身の取材と思索が詰まった重厚な本だった。露軍のチェチェンでの蛮行は知識としては知っていたがこうして視覚化されるともうぼう然とするしかない。ウクライナ・ブチャの惨劇が明らかになった時、多くの人びとは「なぜそんな事を」と思っただろうが(戦略的にも戦術的にも無意味で無駄な行為だから)、露兵にとっては当然かつごく普通の振る舞いだったことがわかる。コミック版『戦争は女の顔をしていない』と一緒に学校の図書館に置いてほしい。2023/10/26

緑虫@漫画

3
★★★☆ ウクライナノートもロシアノートも残虐だが、私はこちらの残虐さの方が胸に来るものがあった。ウクライナ人という同じスラブ系民族に対する悪意とチェチェン人という異教徒に対する悪意では後者のほうがやはり苛烈だなと感じる。チェチェンについてのニュースは日本でも報じられていたはずなのにこの本を読んだ後ほどの残酷な印象は受けなかったのは、やはりロシアは民主化したという(誤)認識によるバイアスがあったのだろうなと思う。2023/07/31

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