出版社内容情報
暗殺された記者が告発し続けた、
ジャーナリズムが崩壊しゆくロシアの現実。
ウクライナ侵攻の原型である、チェチェン紛争の
想像を絶する非人道的な暴力を描いたグラフィック・ノベル。
「ここでは、人の命には2コペイカの価値もない。」
2006年、モスクワの自宅アパートで殺害されたアンナ・ポリトコフスカヤ。彼女はロシア独立系新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ』をリードするジャーナリストだった。
ロシア連邦軍と独立派武装勢力、そして現地に暮らす多くの市民たち――ポリトコフスカヤの生前の取材と、友人への聞き取り調査をもとに、「掃討作戦」という名の民間人虐殺、不正にまみれたロシア軍の実態など、無法地帯と化したチェチェンを描く。
内容説明
ウクライナ侵攻の原型である、チェチェン紛争の想像を絶する非人道的な暴力を描いたグラフィック・ノベル。2006年、モスクワの自宅アパートで殺害されたアンナ・ポリトコフスカヤ。彼女はロシア独立系新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ』をリードするジャーナリストだった。ロシア連邦軍と独立派武装勢力、そして現地に暮らす多くの市民たち―ポリトコフスカヤの生前の取材と、友人への聞き取り調査をもとに、「掃討作戦」という名の民間人虐殺、不正にまみれたロシア軍の実態など、無法地帯と化したチェチェンを描く。
著者等紹介
イゴルト[イゴルト]
1958年、イタリア・サルデーニャ生まれ。イタリアを代表する漫画家のひとり。日本での活動歴もあり、90年代には雑誌「モーニング」で連載を持っていた(単行本『Yuri』やまねみどり訳、講談社、1996年)。2015年、東京のイタリア文化会館にて、谷口ジローとの二人展「歩くひとたち」を開催。代表作『5は完璧な数字(Cinque `e il numero perfetto)』の執筆に取り組んでいた90年代には東京に暮らしていた。2015年に第1巻が刊行された『日本ノート(Quaderni giapponesi)』という作品でも、複数の漫画賞を受賞している
栗原俊秀[クリハラトシヒデ]
翻訳家。1983年生まれ。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)の翻訳で、須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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