出版社内容情報
無学で外交・国政経験のない勤皇の志士たちが、なぜ開明的な幕府を倒すことができたのか?
近年研究の進む“薩長史観”の再検証について、歴史書を根拠に史実のみを連ねて幕末史観を更新。そこから見えてきたのは、未熟で性急なテロリストたちと進取の気概に満ちたエリートたちの、「権威」をめぐる壮絶な駆け引きだった――
多事争論の幕末史に、新たな一石を投じる意欲作!
内容説明
近年研究の進む“薩長史観”の再検証について、歴史書を根拠に史実のみを連ねて幕末史観を更新。そこから見えてきたのは、未熟で性急なテロリストたちと進取の気概に満ちたエリートたちの、「権威」をめぐる壮絶な駆け引きだった―。無学で外交・国政経験のない勤皇の志士たちが、なぜ開明的な幕府を倒すことができたのか?
目次
第1章 和親条約と安政の改革
第2章 安政五ヶ国条約とその影響
第3章 開国政策と尊皇攘夷運動の過激化
第4章 尊皇攘夷派の敗北
第5章 尊攘過激派征討と将軍徳川慶喜政権
第6章 討幕同盟から江戸城無血開城まで
著者等紹介
木葉久寿雄[コノハクスオ]
一級建築士、一級建築施工管理技士。都内の設計事務所に勤務していた。若い頃より休日には歴史書を読むのが趣味で、読み重ねていくうちに歴史の矛盾を感じていった。退職後は歴史の矛盾をひも解くための歴史研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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