出版社内容情報
男嫌い(ミサンドリー)で、何が悪いの?
怒りたい私たちのための、禁断の書。
「もう、優しくて感じのいいフリをして時間とエネルギーを無駄にするのは嫌だ」
政府の「警告」を受けたことで話題騒然、異例の大ヒット。
世界中の“男嫌い”たちが愛読する、フランス発のフェミニズムエッセイ。
内容説明
女嫌いへの究極のカウンターこっそり教えます。政府の「警告」を受けたことで話題騒然、異例の大ヒット。世界中の“男嫌い”たちが愛読する、フランス発のフェミニズムエッセイ。
目次
ミサンドリーは女性的な言葉である
男と一緒にいること
ヒステリックで欲求不満のミサンドリーたち
女が嫌いな男たち
女たちよ、怒りを轟かせよ
男みたいに凡庸に
異性愛の罠
シスター(フッド)
ああ素晴らしきお料理会、パジャマパーティー、そして女子会
著者等紹介
アルマンジュ,ポーリーヌ[アルマンジュ,ポーリーヌ] [Harmange,Pauline]
作家、フェミニスト、活動家。ブログ「Un invincible ´et´e」(不屈の夏)を運営している。作家としてデビュー作となるエッセイ『Moi les hommes,je les d´eteste』(原題)は、当時の女男平等担当大臣より検閲の警告を受けた
中條千晴[チュウジョウチハル]
フランス国立東洋言語文化学院(INALCO)言語専任講師。専門はポピュラー音楽とジェンダー、社会運動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫羊
21
タイトルのインパクトほど激しい内容ではなかった。帯に書かれてある通りの「フランス発のフェミニズムエッセイ」。ミサンドリーの根拠については、信田さよ子氏の恋愛心理や共依存についての事例本のほうが強烈だが、バイブルと言われればこちらが相応しいのかもしれない。2024/03/28
ずー
4
カウンターとして男性嫌悪的アプローチをとるのは一つの手段であり、それについては否定はしないが、しかし「あいつらは男性差別をしている、むしろ男性は被害者だ」と言って女性に対するヘイト活動をする人々に”口実”を与えかねないところもあるので個人的には慎重に捉えたいとは思う。ミサンドリーは単にミソジニー(女性蔑視)を裏返した現象ではない、ということが書いてあるのは良かった。ツイッター等でことさらに男嫌いを言い立てる人たちはトランス差別的言説に巻き取られていることが多いので、この著者の立場はどうなのだろうかとは思う2023/04/28
renren
2
論述ではなくエッセイなので、散漫だし、正直中途半端に思えた。たったこれだけのことを言うのに大問題になること自体が問題では。2023/09/29
kero55
0
なぜミサンダリーが生まれるのか、をうまく解説してるな、と思った。 ミソジニー(女性蔑視)の対極としてミサンダリーがあるのかな、と、 思ってたのですが、 発生する仕組みが違うので、対極ではない。 なるほどな、と思った次第。 意外とページ数が少ない内容でした。2024/03/01