内容説明
天才とは、教育とは、親子関係とは。苛烈な英才教育国・韓国でかつての天才少年はどう生きたか。
目次
第1章 二〇一一年春、機内
第2章 一九八三年秋、ウンヨン二一歳
第3章 二〇一一年春、ウンヨン四八歳
第4章 二〇一一年春、韓国
第5章 ついにウンヨン、ミッケ!
第6章 二〇一一年春、日本
著者等紹介
大橋義輝[オオハシヨシテル]
フリーランス・ライター。東京・小岩で生まれ育つ。明治大学(文芸学科)、米国サンノゼ州立大学(ジャーナリズム学科)、中国アモイ大学(中国語)、二松学舎大学(国文学科)等で学ぶ。元フジテレビ記者・プロデューサー。元週刊サンケイ記者。黒澤映画のエッセイ「私の黒澤明」で最優秀賞(夕刊フジ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まど
17
もう少し周りの人に思いやりや配慮をもって書いてほしいのと、ウンヨンくんのたどった歳月や本人の気持ち、韓国の教育情勢など丁寧に書いてほしいと思いました。2012/11/23
kinoko-no
2
この少年(キム・ウンヨン)のことは知らなかったがタイトルに興味をもって読んだ。脇道にそれることが多く、思わせ振りな言葉のわりに内容が薄かった。ただ、ご本人がよいご家族を持たれていたことは安心した。きっと何かを乗り越えたのだと思う。2012/08/22
まるがいっぱい
0
図書本 平凡の幸福を感謝2015/12/27
ディプロドクス
0
ウンヨン少年のことも英才教育をほどこした父親のこともなにひとつわからず。現在の彼にたどりつくまでの取材の苦労もよく伝わらず。2013/04/13
キムチ
0
皆の口の端に上る「十で神童、十五で才子・・」を、内容の多い新聞記事風に綴ったもの。ま、よくある内容だけれど、筆者が語ると、「44年、年々再々山川草木は変わらずとも、人の営みは当然の如く、変わる!」が実感。山川ですら、地震などで一夜にして変わるけれど。 それにしても天才教育の弊害は当然あるもの、しかし、「往々にして大学教授の家庭にあ」というくだりに笑う。 天才であっても社会的常識に欠けたり日常的なコミュニケーション障害、通念の欠如・・。 今、ウンヨン氏が「一見、普通家庭人」らしい所に安堵を得るが・・2012/08/13