内容説明
本書の内容は、公職選挙法の問題点のすべてを網羅的に論談し合ったものではなく、憲法、行政法および刑法の立場から、それぞれの研究者が思うがままの放談を試みたものでありまして、この法律の解釈な運用に対する一つの基本問題を提起したものにほかなりません。
目次
日本の政治風土と公職選挙法(日本人の政治意識と選挙制度;公選法のわかりにくさと曖昧さ;選挙運動とはなにか;構成要件の明確性の問題;政治活動・後援会活動・選挙運動の区別の混乱;憲法違反の疑い;曖昧なほうが都合がよいのか ほか)
選挙の実態と公職選挙法(党利党略の解散は憲法違反ではないか;日本の政党政治貧困の要因;選挙をどう特定し、いつから事前運動とするか;はっきりした線引きをすべき;選挙運動の平等を保障するものはなにか;立候補準備の活動をどうとらえるか;腐敗行為と違法行為の区別 ほか)
資料1 関連法規抜粋
資料2 英国下院総選挙の概観
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