内容説明
教員不足と多忙化で疲弊する教育現場。現実を踏まえない「働き方改革」=1年単位の変形労働時間制導入の問題点とは。学校崩壊を防ぐために、いまできること―
目次
第1章 学校に変形労働時間制が導入されたら(法律は成立したけれど導入は決まっていない;「教員の変形労働時間制」とはどんなものか ほか)
第2章 教員のなり手が減っている(先生が見つからない;非正規だけでなく正規も ほか)
第3章 今の学校には、クラスに「教師」がいない(子どもたちが育つ;学校の現状 ほか)
第4章 教員養成の現場から(学生たちはわかっている;現場教師の自己責任 ほか)
第5章 教員の変形労働時間制と地方からの抵抗(土佐町議会の挑戦;意見書運動の始まり ほか)
著者等紹介
大貫耕一[オオヌキコウイチ]
1952年東京都生まれ。1975年、東京学芸大学教育学部初等教育教員養成課程卒業。2000年、東京学芸大学大学院修士課程保健体育専攻保健体育講座修了。2013年、東京都公立小学校教諭退職。2020年現在、和光大学現代人間学部心理教育学科非常勤講師、東京学芸大学教育学部心理教育学科非常勤講師
白神優理子[シラガユリコ]
弁護士。神奈川県海老名市生まれ。八王子合同法律事務所所属。日本労働弁護団、過労死弁護団、自由法曹団などに所属し、労働・過労死事件・行政事件など多数担当。憲法・労働法制などの講師活動に多数取り組む
氏岡真弓[ウジオカマユミ]
朝日新聞編集委員。1984年、朝日新聞社入社。学級崩壊やいじめ、不登校のほか、学力、格差と貧困、教員の多忙化、部活動、大学入試改革などを取材
佐々木仁[ササキヒトシ]
神奈川県公立小学校教諭
鈴木大裕[スズキダイユウ]
教育研究者・土佐町議会議員。執筆・講演活動を続けながら、高知県の過疎地で教育による町おこしに取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。