内容説明
マルクス主義と現実をみずみずしい感覚でとらえた初期論文をここに公表―『反技術主義の哲学』『先進国革命と国家独占資本主義論』『社会資本概念の基礎的検討』など。社会保障・社会福祉分野の大家が明かす論点は、今日の時代にどのような課題を投げかけているか?
目次
第1章 反技術主義の哲学―中岡哲郎氏の大工業観
補遺 経済学批判―マルクス
第2章 先進国革命と国家独占資本主義論―レーニンの“国家独占資本主義”概念をめぐる一断章
補遺 ソ連型社会主義の生みの親―レーニン
第3章 「古い思想」の孤独な抵抗―『公明』誌上の鶴田俊正氏の批判に対して
補遺 物価と通貨量
第4章 社会資本概念の基礎的検討
補遺 経済理論と“社会資本”研究
著者等紹介
京極〓宣[キョウゴクタカノブ]
東京大学大学院経済学研究科博士課程(経済学専攻)修了。1995年4月日本社会事業大学学長(~2005年3月)、日本社会事業大学名誉教授。2005年4月国立社会保障・人口問題研究所所長(~2010年3月)。2008年8月全国社会福祉協議会中央福祉学院学院長(~2017年6月)。2010年4月国立社会保障・人口問題研究所名誉所長。2010年7月社会福祉法人浴風会理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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