日中国交正常化期の尖閣諸島・釣魚島問題―衝突を回避した領土問題処理の構造

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日中国交正常化期の尖閣諸島・釣魚島問題―衝突を回避した領土問題処理の構造

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784763408891
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0036

内容説明

歴史的難題に、先人たちはどう向き合ったのか?1970年代、領土問題が浮上しながらも、国交回復、日中平和友好条約が締結され、対立を回避できたのはなぜか―。多様な史料を駆使して、日中米の3国中心の分析視角から、台湾当局と、日中接近を懸念し北方領土問題を利用するソ連とを加えて分析。中国人若手研究者による独創的研究。「小康状態」をもたらした構造を読み解く。

目次

序章 問題提起と研究動向
第1章 日中国交回復前夜の釣魚島問題をめぐる変動
第2章 日中国交正常化過程における釣魚島問題
第3章 日中平和友好条約交渉の再開と釣魚島問題の再燃
第4章 日中平和友好条約後の釣魚島問題と共同開発の試み
終章 1970年代における釣魚島問題処理の構造

著者等紹介

房迪[ファンディ]
1986年、中国黒龍江省ハルビン市生まれ。グローバル・エネルギー・インターコネクション発展協力機構(GEIDCO)研究員。新潟市立笹口小学校、東新潟中学校を卒業後、中国に帰国。北京第二外国語学院日本語学部同時通訳専攻、清華大学大学院人文社会科学学院国際関係専攻修士課程を経て早稲田大学大学院政治学研究科政治学専攻博士後期課程を修了。政治学博士。元全日本中国留学人員友好聯誼会副会長、早稲田大学中国留学生会会長。博士論文「日中関係における領土問題処理の構造―1970年代の釣魚島問題を中心に」(2017年)の他に、『東北亜論壇』、『太平洋学報』などで領土問題に関する論文を多数発表。また、中国国家社会科学基金プロジェクト、省級の研究プロジェクト、東、南中国海争議諸島関連問題研究プロジェクトなど国家級、省級ならびに専門研究プロジェクトに多数参加。日中要人の通訳も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

18
著者は中国人若手研究者。早稲田大学への博論が元。流石に中国人だけあって本文中は尖閣諸島ではなく釣魚島で統一している。◇1970年代の日中国交正常化期に、領土問題をめぐる小康状態がどのように形成され維持されたのかを、国内要因と国際要因の交錯に焦点を当てながら丹念に解き明かしている。当時の国際情勢が背景にある中で、日中両国首脳の大局的な立場からの歩み寄りが見て取れる。◆ソ連による北方領土問題を使っての日中への牽制の経緯も詳説されているが、ソ連(ロシア)側の史料にあたっていないのは些か残念。2020/03/08

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