内容説明
介護労働の未来はどうなっていくのか、介護のプロフェッショナルとは、働く介護サービス事業所を選ぶ視点、介護のプロが身につけるべき3つのマネジメントとは―大きく変わる労働の価値・評価。これからの仕事、これからの働き方、これからの介護業界。
目次
第1章 介護の仕事に未来はあるのか(大きく変わる働き方と仕事;介護という仕事の未来について)
第2章 未来は働く事業所で決まる(介護労働者の未来をつぶす素人経営者;介護サービス事業者を見る目を養う)
第3章 市場価値の高い介護のプロになる(プロは、一生勉強し続ける;ケアマネジメントのプロになる)
第4章 介護サービス管理・介護経営のプロになる(リスクマネジメントのプロになる;介護経営のプロになる)
第5章 鼎談 高齢者介護業界の現状と課題
著者等紹介
濱田孝一[ハマダコウイチ]
1967年生まれ。経営コンサルタント。1990年立命館大学経済学部卒業、旧第一勧業銀行入行。その後、介護職員、社会福祉法人マネジャーを経て、2002年に住宅コンサルティング会社を設立。現在は、高齢者住宅の開設、運営サイト「高住経ネット」の主幹として高齢者住宅のコンサルティングを行っている。社会福祉士、介護支援専門員、建物設備取引主任者、ファイナンシャルプランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まり@新潮部
10
第一章 介護の仕事に未来はあるのか 一.大きく変わる働き方と仕事 二.介護という仕事の未来について/第二章 未来は働く事業所で決まる 一.介護労働者の未来をつぶす素人経営者 二.介護サービス事業者を見る目を養う/第三章 市場価値の高い介護のプロになる 一.プロは、一生勉強し続ける 二.ケアマネジメントのプロになる/第四章 介護サービス管理・介護経営のプロになる 一.リスクマネジメントのプロになる 二.介護経営のプロになる/第五章 鼎談 高齢者介護業界の現状と課題2018/01/20
Akira Kumoi
4
濱田さんの別著『「老人ホーム大倒産時代」の備え方』を読み、強い感銘を受けたのですが、その濱田さんから直々にお招きいただいた出版記念パーティ会場で買い求めましたのが本書です。介護現場で働く人と介護職を志望する人に向けて書かれたとのことですが、私のような「介護業界の外側」の者にとっても興味深く示唆に富んだ内容でした。 中でも第三章二項の「ケアマネジメントのプロになる」と第四章一項の「リスクマネジメントのプロになる」は、内容はもちろんその意義、意味についても非常に明確です。間違いなく業界関係者必読の一冊です。2017/09/03
スターファースト
0
冒頭で著者自身は「介護の仕事は家族の代わりにオムツを変えたり、ご飯を食べさせたりすること、家族でもできるんだから特別な技術や知識はそれほど必要ない、そう思っている人が多いだろう」と述べていたが、私自身もその一人だった。しかし読み進めると、この仕事はとても奥深く、専門性、そして大きな責任感が要求される仕事だと気付かされた。日々の対応は人それぞれ違い、各高齢者の癖、特徴、注意点など細かく考慮し、みんなでシェアしなければとても務まらないだろう。この業界の全体的な現在の状況(給与、労働環境、将来性など)が学べる 2017/07/11