内容説明
新派創興の川上音二郎、世界を魅了した日本初の女優貞奴と電力王福澤桃介。音二郎亡き後、桃介と貞奴の再会で電源開発にかける執念と舞台一筋の情熱が恋の火花を散らす。
著者等紹介
安保邦彦[アボクニヒコ]
1936年、名古屋市生まれ。南山大学文学部独文学科研究課程修了。名古屋市立大学大学院経済学研究科修士課程修了。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了。国際公共政策博士。元日刊工業新聞編集委員。元愛知東邦大学経営学部教授。元名古屋大学先端技術共同研究センター客員教授。愛知東邦大学地域創造研究所顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sofia
40
文化のみち二葉館を訪れ、川上貞奴と電力王・福澤桃介に興味を持った。川上音二郎亡き後、「同志」として2人が生きていた人間模様。反対側にいた人にはきれいごとのような人間模様だろうが、その流れはよくわかった。大正時代の二葉館は映えていただろう。2020/12/19
グリーンクローバー☘
12
名古屋在中なのに全く知らない福沢桜介と川上貞奴の関係が気になって読んでみた。二葉館のそばの花ごよみでランチしてるくらいなら「文化のみち」を学ばなくては…と。幼なじみ?初恋?が実ったということかな。貞奴の水あげが伊藤博文だとかおおおっ!となる。明治大正の財界人の社交の場だったのね。2025/06/08




