内容説明
裁判員辞退が65%、無断欠席が40%!民主的司法を装う裁判員制度の欺瞞を突く―やはりこの制度は廃止すべきだ!
目次
第1章 裁判員制度に存在価値はあるか(裁判員制度はなぜ続く―制度廃止への道程;裁判員制度は国民主権の実質化か?―裁判員の民主的正統性について;「国民と司法のかけはし 裁判員制度」……?―偏向司法への警告;求刑一・五倍破棄判決の余波―裁判員制度崩壊への歩み)
第2章 裁判員の心を蝕む制度(福島国賠訴訟の地裁判決を批判する;精神的負担を理由とする裁判員就任辞退に関する東京地裁申合わせについて;裁判員と死刑―ある新聞社説の提言を契機として)
第3章 最高裁判決の欺瞞(上告趣意を捏造した最高裁―最高裁二〇一一年一一月一六日大法廷判決を三たび批判する;いわゆる裁判員制度大法廷判決の判例価値―裁判員の参加する裁判所は特別裁判所ではない;最高裁に対する疑念が消えない―裁判員制度に見るその政治性の故に;「司法行政事務」処理と不公平な裁判をするおそれ―最高裁大法廷平成二三年五月三一日決定に関連して)
第4章 裁判員制度と検察審査会制度をどうする(裁判員法改正法案について;検察審査会制度を問い直す―新たな検察監視・不服審査機関創設の提言)
著者等紹介
織田信夫[オダノブオ]
1933年仙台市にて出生。1956年東北大学法学部卒。1963年判事補。1970年弁護士登録(仙台弁護士会)。1988年仙台弁護士会会長。1989年日本弁護士連合会副会長。1999年東北弁護士会連合会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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