内容説明
福島の苦悩、原発放射能の真実。「低線量」内部被曝の健康問題に一貫して取り組み『美味しんぼ』に実名で登場した医師からの緊急提言。
目次
第1章 「美味しんぼ」に描かれていることは事実だ
第2章 「低線量」内部被曝から子どもたちのいのちと人権をまもるために(内部被曝の検討と対策;チェルノブイリ原発事故による健康被害;今後の具体的課題)
第3章 「脱ひばく」移住する権利を認めよ(内部被曝とはどのようなものか;「低線量」放射線内部被曝によるさまざまな晩発障害発症の推定;チェルノブイリ事故に関する基本法;福島県内をはじめとする放射線汚染地域の実態;「脱ひばくを実現する移住法」制定への提言)
資料編(親愛なる子供たちへ―セバスチャン・プフルークバイル(ドイツの物理学者)
肥田舜太郎の上手な生き方と健康法(肥田舜太郎)
ドイツ放射線防護協会の提言―ドイツ放射線防護協会
IPPNW理事会の声明:国連特別報告者の「フクシマ被曝問題報告書」(グローガー理恵:ドイツ在住))
著者等紹介
松井英介[マツイエイスケ]
1938年生まれ。1964年岐阜県立医科大学卒業、元岐阜大学医学部助教授(放射線医学講座)。現在、岐阜環境医学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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