内容説明
大人はもういい。子どもたちの未来のために何ができるのか?
目次
今も終わらない福島原発事故の真実
補論「原発ゼロ社会」への覚悟を固め直そう
著者等紹介
小出裕章[コイデヒロアキ]
1949年生まれ。京都大学原子炉実験所助教。原子力の平和利用を志し1968年に東北大学工学部原子核工学科に入学するが、女川原発反対運動に触れたことから原子力の安全性に疑問を抱き、京都大学で放射線計測、原子力施設の工学的安全性を専門的に研究する一方で、伊方原発裁判、人形峠のウラン残土問題、JCO臨界事故などで、放射線被害を受ける住民の側にたって活動してきた。とくに福島原発事故以後は、講演会、ネツトテレビ、マスコミで引っ張りだことなり、全国を飛び回る活躍を続けている
高野孟[タカノハジメ]
1944年東京都生まれ。1968年早稲田大学文学部卒業後、通信社、広告会社を経て1975年からフリージャーナリストになると同時に、情報誌インサイダーの創刊に参加、1980年から(株)インサイダー代表兼編集長に。1994年に日本初のインターネット週刊誌「東京万華鏡」を創刊、現在は「まぐまぐ!」からインサイダーの中身を含む『高野孟のTHE JOURNAL』を有料発信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シロクマとーちゃん
3
この本を読むと、福島の原発事故が今の規模で治まったのは奇跡だったとしか言いようがないことがよくわかる。首都圏には住めなくなるほどの大惨事の一歩手前まで行っていたのだ。にも関わらず、原発事故はすでにコントロール下にあるという安倍の見え透いた嘘。誰も騙されたわけではないはずだが。でも、結局どうしようもない、自分だけがことを荒立ててもどうすることも出来ない、とあきらめてしまう日本人って、どこまでお人好しなのか。今度、地震で原発がやられたら、日本はもう、どこも住めなくなる。 2016/04/19
きくちたかし
0
東電政府は事故を小さく見せようとありとあらゆる手を使っているわけだけど。特に日本のメディアの協賛体質は二人三脚と言ってもいいほどの悪質さを感じてあきれるばかりだが。 しかし毎日汚染水となって太平洋に放射能はばらまかれ、時間とともに放射能に汚染された地域はいつその牙をむくのか。また安易に再稼働してまた同じような事故が発生するとなれば。 2015/02/27