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内容説明
富国強兵路線の諭吉と自己本位路線の漱石。日本近代化開拓者の諭吉と日本近代化批判開拓者の漱石。明治の偉人、好敵手・好対照の二人の比較を通じて、現代日本人の心の奥底にあるふたつの魂に触れる。「日本は滅びるね」という漱石の警告を、いまどう受け止めるか?
目次
1 生い立ちゆえ(“譜代下っ端侍”と“没落名主”;“一身にて二世を経る”と“私は強くなりました”)
2 個人とは何か(“独立自尊”と“自己本位”;“個人”をめぐる分岐;“人間交際”と“彼も人なり我も人なり”)
3 ものの見方(“社長”と“社員”;上からと下から;漱石の文学の定式「F+f」)
4 社会認識(諭吉『文明論之概略』と漱石『現代日本の開化』;“明治維新”と“第二フランス革命”;思考様式の変遷;散歩をしよう)
著者等紹介
竹内真澄[タケウチマスミ]
1954年、高知県生まれ。1977年、立命館大学産業社会学部卒業。1982年、立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。1986年、桃山学院大学社会学部助教授。2002年、桃山学院大学社会学部教授。2005年、京都自由大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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