内容説明
身の回りには事件がいっぱい!ある企業では、たった1人の従業員が著作権を無断で使用したため、かみつかれ会社が倒産してしまった…。ビジネスパーソン、クリエーター、そしてネットで発信するすべての人が知っておくべき著作権の仕組みとポイントを、身近な事例を通じて学べる本。
目次
第1章 キャラクターをめぐる著作権問題
第2章 盗作をめぐるトラブル
第3章 ここまで横行、無断使用と不正使用
第4章 著作権とビジネス
第5章 商標ビジネス最前線
第6章 著作権はいつまで続く?
第7章 こんなところにも著作権
第8章 ネット時代の著作権
第9章 違法アップロード/ダウンロードとの戦い
第10章 著作権の明日
著者等紹介
富樫康明[トガシヤスアキ]
1954年東京生まれ。10代の頃よりイラストレーターとして活躍し、1972年には商業デザイン会社を創業。1999年よりNPO法人著作権協会を設立し、理事長を務める。市民サイドに立った著作権、知的財産権に関するスペシャリスト。著作権普及活動のため日本全国での講演会活動、行政機関等での職員研修、ボランティア団体等での著作権講座、さらに著作権を活用した産業、商業などを取り込んだまちおこしなどで活動を続けている。また、各種媒体での執筆活動も行う。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
44
★★★★著作権をめぐる様々なトラブルを、著作権を守りたい人、悪意なく他人の著作物を使用してしまった人、悪意を持って著作権を利用した商売をする人やその被害に会ったなど、様々な立場から紹介している。サブタイトルにあるように、知らないとどこで巻き込まれるか分からない。節度と誠意ある対応が互いのベースにあればよいのだが。2016/07/07
BluePlanet
8
★3.5 2013年3月25日発行。仕事の関係で読んだが、結構著作権関連で最近裁判が増えてきていたんですね。通常この手の本は弁護士の先生よる専門書が多いが、こちらは専門家でない著者による一般向けの解説書というだけあって、内容は分かり易いです。裁判例を知るには良いけど、著作権全般を知るには専門書の方が良いかもですね。著作権に関連して、これだけ裁判が増えているのであれうば、知らないうちに巻き込まれないよう最低限の知識は必要ですね。2017/01/08
MOCCO
8
著作権に関わる仕事が舞い込んだので、テキストを探索中。シーン別に裁判例や事例を紹介した本。事例紹介のみで、著作権の体系的な説明はない。「著作権」トラブルのはずが、商標判例や、特許判例も混じっているところは、ちょっと謎。2016/01/24
Doraneko358
1
色んな著作権問題の事件を寄せ集めた感じの本。根本的な解決法は書かれていないが、まあちょっとは勉強になる。2015/10/08
ぷくらむくら
1
今後のネットやスマホの発展で、ますます混迷・泥沼化しそうな気配。2013/08/03