内容説明
生物的・心理的・文化的に多様な世界の人びと。西洋文明から世界に広められた「民主主義」は、人間の多様性を十分に考慮しているだろうか?個人個人の尊厳を最優先にするためには、過半数による多数決・政党制を軸とする今日の「民主主義」のままでよいのだろうか。
目次
1 多様性と負の自由を無視する「自由、平等、民主主義」(人間の多様性;正の自由と負の自由;自由とは何か、平等とは何か;民主主義とは何か;「自由、平等、民主主義」の理想と現実)
2 個人を尊重する政治の方法(二段階方式の投票、政党の廃止、直接民主主義;政治家の審査、負の投票、負の所得税、負の自由を守る法律;葛藤を回避できる社会;多文化社会で発生する現実的な問題;個人の尊厳を最優先にする社会の特徴と利点)
著者等紹介
北原惇[キタハラジュン]
本名は北原順男(きたはらみちお)。1937年生まれ。横浜市出身。武蔵高校卒。1961年モンタナ大学(米国モンタナ州ミズーラ市)卒(社会学と人類学の二専攻)。1968年ウプサラ大学(スウェーデン)修士課程修了(社会学専攻)。1971年ウプサラ大学博士課程修了(社会心理学専攻)。同年哲学博士号を受ける。メリーランド大学、ミシガン大学、サンフランシスコ大学、ニューヨーク州立大学(バッファロ)などでの教職、研究職を経て1997年までノーデンフェルト・インスティテュート(スウェーデン・イエテボリ市)所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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