内容説明
この数年の内に、経営が悪化し、倒産する有料老人ホームが激増することが危惧されている。自宅を売却し、高額の一時金を支払って入居している高齢者も多く、ホームの倒産で行き場を失う高齢者をどうサポートするのかが大きな社会問題となるだろう。現在の問題を整理し、予想される高齢者住宅の大量倒産をどう回避するのか、優良な高齢者住宅を育成するためのシステムを構築できるのか。このような重要課題を考察する一冊。
目次
第1章 正念場を迎える高齢化問題
第2章 安易な事業計画、変化する経営環境
第3章 有料老人ホームは「安心・快適」か
第4章 利用権と入居一時金制度の問題
第5章 入居者保護施策の不備
第6章 見えない高齢者住宅と介護保険の方向性
第7章 崩壊にひんする高齢者住宅事業
第8章 崩壊を食い止めるために何をすべきか―高齢者の生活を支えるために
解説 介護保険制度の基礎知識
著者等紹介
濱田孝一[ハマダコウイチ]
1967年生まれ。経営コンサルタント。1990年立命館大学経済学部卒業、旧第一勧業銀行入社。その後、介護スタッフ、社会福祉法人マネジャーを経て、2002年(株)ウイルステージ設立、現在同社顧問。社会福祉士、介護支援専門員、宅地建物取引主任者、ファイナンシャルプランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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