内容説明
瞬間の美学とは何か、追憶とは何か、過去とは何か、そして時代とは―。世阿弥の「序破急」の思想と、バロック的精神の遥かな共鳴。繊細の美とモナド=極小の小宇宙―。時間の哲学的・美的考察を通して、過去忘却の時代を問う。
目次
序 時間の森へ
1 瞬間
2 「破」、あるいは繊細の時間
3 反復と周期
4 追憶と志操
5 苦悩と憧憬―時代を考える
6 持ち分と成就―未来に向かう行為とは何か
著者等紹介
太田直道[オオタナオミチ]
1946年大阪府生まれ。1969年京都大学文学部卒業。1975年名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。1975年名古屋大学文学部助手。現在、宮城教育大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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