内容説明
宝石のような渓谷と森を呑み込む巨大ダム。その建設に1530億円が投入されようとしている。しかし、どんな効果があるというのだろうか?地下水などで十分にまかなえる農業用水・水道水。ダムよりはるかに確実で安上がりな堤防による洪水対策。工事のための工事を許しておいてよいのですか?秋田弁護士会意見書を収録。
目次
しのびよるダム建設
巨大ダムの先例
まぼろしのダム
学びや
単独立村
成瀬川源流行
能恵姫の涙声
ダムの代替案
現代の『日蔭の村』
ダムを造る前に
著者等紹介
樋渡誠[ヒワタシマコト]
1968年、秋田県稲川町(現湯沢市)生まれ。家業に従事するかたわら、秋田の文化と自然を見つめつづけている。2001年~04年秋田県自然保護指導員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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