内容説明
ソ連軍が国境を越えて朝鮮・清津港の攻略を開始したのは、終戦間際、昭和20年8月13日のことだった。北朝鮮の植民都市・清津を舞台に、戦火のなか、日本人と朝鮮人の壁をこえて絆を深める少年たちの日常と非日常をえがく。「天皇陛下のためにいのちを捧げる」と信じて疑わなかった愛国少年たち。彼らを飲み込んだ戦争の真実とは。
著者等紹介
上野正見[ウワノマサミ]
1934年朝鮮咸鏡北道清津府生まれ。岩手県立盛岡一高、東北大学法学部卒業。日本債券信用銀行(旧)勤務、コンピューターサービス会社役員など
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