内容説明
情報公開が日本を変える。日本ではじめて制定される情報公開法―官僚はいかに抵抗したか、官優位の要綱案はどのように作られたか?57回にわたる審議経過をすべて密着取材した新聞記者と、弁護士との共同作業による要綱案の徹底検証。実効ある情報公開法の実現のために、法律制定にあたって各界にあえて問題点を直言する。
目次
第1部 要綱案はいかに作られたか―審議経過と考え方(論議の始まり;最初の焦点―「知る権利」;官優位の兆し;各省の反撃;後退した姿勢―「検討方針」から「中間報告」へ ほか)
第2部 要綱案のどこが問題か―実効ある情報公開法の実現のために(要綱案に対する基本的視点;「知る権利」はなぜ明記されなかったのか;対象行政機関と特殊法人;対象文書と対象外文書;文書開示はどのように ほか)