内容説明
なにが死滅し、なにが蘇生しようとしているのか。本書は、一人のマルクス主義政治学者の真摯な自己批判と再生の試行であり、民主主義的討論フォーラムの呼びかけである。現存社会主義の死の苦悶に新しいマルクス主義の観点から取り組んだ意欲的労作。
目次
1 東欧民主主義革命―その理論的衝撃
2 社会主義と国家の140年―レーニン主義国家論批判
3 「国家権力の社会による再吸収」の思想―レーニン主義国家論と社会主義・民主主義
4 永続民主主義革命の理論―フランス革命200周年と資本主義・社会主義・民主主義