内容説明
本書は、親鸞聖人が、再三、読むようにすすめた聖覚法印撰述の『唯信鈔』と、同書に引いてある漢字のみで記した経論釈中の文を、詳細に解説し、かねて、関連する真宗の教綱を明らかに説かれた『唯信鈔文意』をもって構成した。
目次
第1章 『唯信鈔』に聞く(聖道浄土の二門と諸行往生と念仏往生の得失を明かす;本願の生起本末を明かし、大悲大願の意趣を示す;専修・雑修二行の真仮を明かし、易行の念仏をすすめる ほか)
第2章 『唯信鈔文意』に聞く(唯信鈔という題号の意味;法照禅師の漢讃の意味;慈愍三蔵の漢讃の意味 ほか)