目次
実用的文章の片隅
手紙を書く気持ち
輝きの発見
文語に対する意識
あとがきを読む
筆不精
「待つ」ということ
作品の素顔
好きな文体
リアリティ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
袖崎いたる
7
文芸を考えている人による文芸に関するノート。たぶんある程度の興味水準を抱く人であれば書きうる。とはいえこの書くこと、すなわち表現することを恒常的に許される人というのは、才能的にも機会的にもあまりいない。あるいは別様に考えて、(作品への)読み人としてではなく(作品によって)読まれた人として、様々な文学的出来事に触れてきた人間の思考の断片とも読めるか。実際、本書の内容の痛切さより、彼が読んできた文芸作品の方が大い。しかし本書の価値は否定されず、むしろそうした大いな表現に撃たれた人間の断片的告白の魅力が煌めく。2016/12/13
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