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内容説明
「悪」や「異形」の中に仏性を、「絶望」の中に光を追求しつづけた天才マンガ家の真実に、練達のライターが作品の綿密な読み込みから迫る、手塚治虫論の白眉。
目次
プロローグ 絶望と闘いつづけたマンガ家
第1章 「悪」の魅力
第2章 異形の者たちへの讃歌
第3章 マンガ家・手塚治虫の誕生
第4章 科学文明に対する不信
第5章 歴史をどうとらえたか
第6章 生命の連環
エピローグ 手塚治虫は人々の心の中に生きている
著者等紹介
田中弥千雄[タナカミチオ]
1941年、宮城県生まれ。幼少のころから手塚マンガに親しむ。高校時代、肺結核による長期の闘病生活の後、61年、早稲田大学文学部露文科入学。66年卒業。出版社勤務を経て、70年フリーライターに。数々の出版物を手がけて現在にいたる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
13
ショッキングな題名の評論集。ちょっとネタバレを含めたあらすじに頼っている感はあるが、人間とは何か、善悪の境目とは、そして戦争とは、と考え悩みもがき苦しみながらマンガを描き続けた手塚治虫自身の姿がしだいに浮かび上がってくる。未読の手塚作品がとても多いので、少しずつ読んでいきたい。読むのがつらい作品も、正直多いのだけれど。2013/01/09
KOTA
1
ちょと気楽に読もうと思って手に取ったのですが、内容を見ていると世の中にいわゆる悪とはなんなのか、善とは何なのか、再度手塚治虫作品を見て自分なりに答えを出したい欲望にかられました。 人間社会の正義っていったいなんなんでしょう。正しい行いってなんなんでしょうか。 自分がせめて生き延びたいという欲求をもって世間の言う悪い事をして、ご飯を食べて、住まう所に住めるようにすることを何が悪いというのでしょう。2011/10/28
オサム
0
強く親近感を覚える手塚治虫論だった。「火の鳥」では黎明編・未来編・鳳凰編を捉えたあたり、私の感覚とまったく同じで、終始「そうだよな、手塚作品をリアルタイムで読みながら育った世代は、こういう受け止め方だよな」との思いで読み進めた。 手塚氏の偉大さは今さら語ることでもないが、おそらくは共産党支持だったことを理由に国民栄誉賞を与えなかった政府の愚策ぶりは、永遠に記録される。2024/09/11




