カシコギ

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784763194084
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

「父親」という生きものは、どうしてこれほど哀しいのだろう?親であり、子であるすべての人に贈るせつないまでの愛の物語。160万部突破の韓国ベストセラー小説。

著者等紹介

趙昌仁[チョチャンイン]
ソウル生まれ。韓国の中央大学および同大学院卒業。雑誌社、新聞社の記者を長く勤め、出版企画チームを率いて、生命力のある多くの本を世に出した。その後、美しく温かい愛の物語を描いた『彼女が目を覚ますとき』『温かい抱擁』などを発表して多くの読者に愛されている。現在、韓国の西海の小島で執筆活動に専念している

金淳鎬[キムスンホ]
1926年生まれ。早稲田大学ロシア文学科卒業。高校教員を経て、現在は翻訳業に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

83
なんという悲しい話でしょう。その最後、結末がいたたまれなく、残念でなりません。白血病にかかった10才の男子、その父親が高額な治療費のため、自宅を売り、ただひたすら子供の回復を願う。最後には臓器売買まで。そして自身が余命幾ばくもない末期肝臓癌であることが判明。4年前、好きな人の元へ行った母親が戻って来るが、ちょっと悪役に描かれていて、反面父親の献身的愛情が過剰に感じられた。2001/2002年には、韓国で160万部のベストセラーだったそうです。 2020/04/06

Smileえっちゃん

17
カシコギって何・・・って思った。カシコギという魚のオスはメスが産み捨てた稚魚を必死で育て子が成長すると、自は死んでいく。この本は買って、しばらく読めなかった本…じっくり読みたかったから。読み始めると、どんどん引き込まれて言った。白血病で戦っている息子の治療費のために自分の角膜まで売り、気が付けば自分は、末期がんに侵されていた…最終章には哀しく、切なくて、子供のためにそこまでできるのか…やっぱり泣いてしまう…2013/01/14

りさ

7
日本でドラマにもなった韓国のベストセラーの邦訳。帯では散々、泣けた!家族愛とはこれだ!!みたいな煽りがついていたので、期待度大だったんだけど、、、泣けず。多分、登場人物名がカタカナだったのが感情移入の妨げになってしまったのでは…とは自己分析。父は優しくてすごくいいのよ。カシコギってタイトルも、この父にぴったりだし。ただ、彼を引き立たせるための設定なのだろうけど、元妻の性格がキツくて、利己的で、あり得ない。。息子を想って描いた詩は一片くらい読みたかったな。2013/08/12

にゃにゃころ

5
切なくて切なくて、悲しすぎる...将来タウムが父の真実を知ったらどう思うのだろうか。タウムには強く生きて、愛する人と出会い、チョンのような父親になって欲しい。深い深い父の愛に涙が止まらない...2020/06/06

にがつ

4
面白かったかな。泣きはしなかったけど。父の擬似三人称と子の一人称で話が進んでいく。「あなたが虚しく過ごした一日は~」っていう言葉から読んでみた。韓国ドラマをちゃんと見たことないのにあれだけどひとつ落ち着いたと思ったらまた障害がちゃんと出てきて落ち着かない感じが韓国ドラマっぽいイメージ。タウムの母親の即物感半端ないんだけど、父もボロボロで他にもっとなにか手段ないのかと思えてくる。前半の治療を諦めて山に行く父のどうしようもなさが嫌いじゃなかったなあ。治療も痛そうだったけど金の問題も読んでて苦しくなった。2015/08/14

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