内容説明
本書では、医師として人間として著者ががん患者から学んだことや、がん患者が病気に直面しながらいかに充実して生きているのか、どうやって心と体の共同作業をさせているのか、死を正視することによってどれだけ生を濃縮できるのかについて述べたものである。
目次
1 がん告知の荒波を乗り越える
2 嵐が去って
3 病気と性格と対処
4 よく生きることは長く生きることか
5 友人からの小さな助け
6 死の毒ぬき
7 大切な時間
8 家族の心構え
9 自殺―真に生きることからの逃避
10 医者とつきあう
11 痛みのコントロール