内容説明
みんなが賢治にかえる、みんなが賢治になれる。教育の理想のかたちがここにある。親へ、教師へ贈る書。
目次
第1章 賢治のからだは宙に舞う
第2章 生徒とつながっていた賢治
第3章 いま、なぜ「賢治の学校」か
第4章 星の数ほど「賢治の学校」を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shishi
5
[B]思想は良いものだし、賛同するけれど、説明の仕方がどこか釈然としない。「宇宙と交流」するための「通路」を持った「からだ」を育てることが大事、と言ってどれだけの人が実際に行動に移すだろうか。もっと開かれた言葉で賢治の思想を伝える必要があると思う。それから、セミナーと称して子どもの親の悪いところを暴き立てた経験を書いた部分は非常に読むのがつらかった。気分が害された。忘れていることを、わざわざ引き出す必要があるのだろうか。人が懸命に忘れていたことを、無理やり引き出すことこそ、精神の迫害ではないか。2012/06/05
shinjihm
4
宮沢賢治は自分の心の中にある光と闇にまっすぐに向き合った人です。決して人のせいにせず、自分の中に問題を求め、考え抜き、矛盾を抱えながらも自分に正直に生きようとしていたんですね。この本では教師でもあった宮沢賢治の生き方を通して学校教育や子供達が抱えている問題について語られています。「学校は楽しく学ぶところだ」というフレーズが出てきますが、それだけ賢治は自分をさらけ出し、子供達に真剣に向き合うことで、心がつながっていたのでしょうね。読後はとてもすがすがしく、自分は小さいことで悩んでるなぁと思ってしまいました。2017/01/21
Jane Doe
1
レポートのため。子どもを比較することは馬鹿げたこと。子どもの内から湧き起こる問いの先に学びがある。アメリカの教育学者Jデューイとほぼ同時期に、当時は無名の宮澤賢治が、鮮やかな教育論を持ち実践を行っていた。日本はイーハトーヴ。約100年前の賢治の教えに学ぶことは沢山ある。2012/01/31
うーぱー
1
「伝わるのは、無意識のうちにからだから溢れ出てくるものだけだ」「十分愛されていた人は、人が自分をわかってくれるかどうかとか、わかってもらうために相手に同化することをせず、ひたすらやりたいことに邁進することができるからだ」「『なんのために生まれてきたか、それを考えるために生まれてきたのです』」2011/12/04
Lulo
0
もっと鳥山さんの考えが読みたかった!わりと半分は賢治だったなぁ…でも専門書としても読みやすかったです◎2016/01/13
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