内容説明
赤龍の血を引く少女、劉桃花は、義兄劉備玄徳の名を継いで乱世に立った。“劉備”が女性であることを知る唯一の武将、曹操孟徳は、倒錯した支配欲に任せ桃花を我がものとする。赤龍の血がそうさせたのか、それとも、いつ終わるともしれぬ戦乱がそうさせたのか。一方、幼き日の桃花との出会いを胸に、荊州の野に臥す伏龍―諸葛孔明は世を治めるべき時と人を逃したことを嘆きつつ、いまだその眠りからさめようとはしない。奇書三国志ここに完結。
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- 和書
- ひろったかぎ
赤龍の血を引く少女、劉桃花は、義兄劉備玄徳の名を継いで乱世に立った。“劉備”が女性であることを知る唯一の武将、曹操孟徳は、倒錯した支配欲に任せ桃花を我がものとする。赤龍の血がそうさせたのか、それとも、いつ終わるともしれぬ戦乱がそうさせたのか。一方、幼き日の桃花との出会いを胸に、荊州の野に臥す伏龍―諸葛孔明は世を治めるべき時と人を逃したことを嘆きつつ、いまだその眠りからさめようとはしない。奇書三国志ここに完結。