内容説明
「なおし方」は漢字にすると「直し方」です。「治し方」ではありません。「直し方」という言葉は、正しい状態に戻す、ゆがみを正す、健康な状態にするという意味であり、「治す」という治療の意味とは異なるものです。つまり本書では、子どもの本来のもち味である個性を正しく導き、ゆがみを直すには、親として子どもの性格をどう考え、どう対応するとよいかについて、10の原則にまとめて解説。
目次
はじめに 子どもの性格によい悪いはない
1則 性格のしくみ全体を見て考える
2則 “気になる性格”は親がつくる
3則 短所の裏にある長所に注目する
4則 発達の流れの中で性格を見守ろう
5則 無条件の愛情で子どもを支えよう
6則 親の安定した態度がよい性格を伸ばす
7則 明るい性格は苦手の克服から
8則 完全主義は子どもをゆがめる
9則 チャンスをつかみ、ほめほめなおす
10則 モデルを活用して個性を伸ばす
著者等紹介
福島脩美[フクシマオサミ]
1937年埼玉県生まれ。東京教育大学大学院性格社会心理学専攻修了、博士(心理学)。東京学芸大学教育学部教授を経て、目白大学(大学院)心理カウンセリング学科(心理学研究科)教授。カウンセリング心理学と人格心理学を専攻。日本カウンセリング学会常任理事
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