出版社内容情報
◎冷めてる自分にもう逃げたくない。
◎燃え尽きてもないのに、
なぜか燃えられない人の
脳と心をめぐる思索の書。
燃えられない症候群とは、
「本当は何かに夢中になりたい。
自分なりに懸命に動いてもいる。
それなのに、
なぜか心に火がつかない」
そんな状態を指します。
実は、現代では約7割の人が
「熱中している物事がない」という
調査結果があります。
つまり、燃えられないのは
あなただけではなく、
現代社会では「多数派」なのです。
「燃えられない」のは、
あなたが悪いわけでも、
努力が足りないわけでもありません。
人間はもともと燃えづらいように
できているからです。
●旧石器時代から心と体は進化していない
人間の心と体の仕組みは
数万年前から変わっていないのに、
文明だけが急速に進化しました。
エネルギーを消費する「燃える」という行為は、
旧石器時代の脳にとって「避けるべきもの」。
だから、現状維持を選びがちになってしまうのです。
さらに、現代社会特有の問題が追い打ちをかけます。
・情報過多による脳の過剰負荷
・選択肢が多すぎることによる決定回避
・コスパ・タイパ重視の風潮
・SNSによる新たな相互監視社会
これらすべてが「燃えない方向」に
私たちを誘導しているのです。
●燃えている人との違いは「才能」より「環境」
燃えている人と燃えられない人の違いは、
才能や能力ではありません。
「環境」です。
燃えている人は、たまたま燃えやすい環境にいるだけ。
そして環境は、いつでも変えることができます。
本書では、進化心理学、脳科学、
行動経済学などの知見を統合し、
現代社会で増える「燃えられない症候群」の正体を
科学的に解明します。
そして、燃えられるようになる
具体的な解決策まで提示します。
【こんな方におすすめ】
・燃えたいのに燃えられない
・努力しているのに満たされない
・まわりと比べて劣等感を感じる
・やりたいことが見つからない
・かつての情熱を取り戻したい
・そもそも燃えたことがない
【目次】
第1章 私たちを燃えられなくしているものの正体
第2章 燃えている人と燃えられない人を分けるたった1つのもの
第3章 燃えられない心に火を灯す
第4章 燃えはじめた心の火の保ち方