出版社内容情報
「生きる」ことは「食べる」ことです。
「生きる力」を高める、一生しっかり食べるための「胃」の話を、
胃がんトップ外科医が教えてくれました。
みなさんは、ご自分の「胃」のことをどのくらいご存じですか?
普段は暴飲暴食で無頓着、年に1回の健康診断で、ときどき思い出す……
くらいでしょうか?
胃には、食物を消化し、全身に栄養成分を送る役目だけでなく、
「食欲」そのものも司ることが、近年あきらかになりました。
消化の第1ステップにして、「食欲」を司る、
人体一の多機能臓器といえる「胃」。
その「胃」の外科手術で国内トップの腕を誇ると言われる比企直樹医師は、
手術において、胃の「ある部分」を残すことが、
手術後の健康と食欲を守ることを明らかにし、
その新しい手術方法を開発した医師。
3000をゆうに超える胃を見て、触れて、
誰よりも胃の真価とケアの大切さを知る医師が、
人生100年時代を健やかに生きるための、
胃とのつきあい方を教えてくれました。
胃そのもののことはもちろん、
病気のときの食べ方や、「筋力」を保つ方法もお伝えしています。
一生「食べられる」を守って元気に生きる秘訣がつまった本書。
ご自身はもちろん、ご家族の健やかな毎日のために、お役に立つこと請け合いです。
内容説明
食べるということは、生きるということ。食べたいという欲は、生きたいという欲。おいしく食べて、自分らしく生きるための胃の話をします。
目次
第1章 「生きる欲」を司る「胃」(胃を守ることは、「食べる」を守ること;3000件の手術が教えてくれたこと)
第2章 身近な「胃の不調」、外科医はこう見ている(さまざまなトラブルを「受け止める」胃;「動きを止める」胃 ほか)
第3章 人体の中心ではたらく「すごい胃」(二刀流どころじゃない!胃の7つのはたらき;食べたものが旅をする「消化管」 ほか)
第4章 「食べられる」を守る「栄養」と「筋肉」(「栄養」とは「治療」である;「低栄養」は「病気」である ほか)
第5章 胃がん治療の現在と未来(「胃がん」の未来はどうなるか;増えている?「十二指腸がん」「GIST」 ほか)
著者等紹介
比企直樹[ヒキナオキ]
北里大学医学部上部消化管外科学主任教授。北里大学医学部を卒業後、東京大学大学院医学系研究科修了。その間、ドイツ・ウルム大学や青梅市立総合病院外科などでも医師としての経験を積む。がん研究会有明病院に14年勤務、胃外科部長として日本トップクラスの手術症例数を執刀。「胃がん」における治療法の考案・手術方式の開発は数知れず、世界のスタンダードになっているものも多数。手術だけでなく、治療を支える「栄養」の重要性からがん研有明病院時代には「栄養管理部」を立ち上げ運営。2019年に北里大学医学部上部消化管外科学主任教授に就任後は上部消化管がんの手術に加え、医学部・栄養部合同の「栄養部」を開設、部長も兼任する。次世代ドクターと管理栄養士の指導に携わり、後進の育成に力を入れる。一般社団法人日本栄養治療学会の理事長や日本消化器外科学会の理事などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シュウヘイ