出版社内容情報
創業132年の呉服屋を営む著者による「一生ものの知識」
マナーも礼儀も、歴史や成り立ちから紐解くので読んだら忘れない! 応用がきく!
品格とは「家柄」でも「作法」でもありません。
生まれながらに備わっている遺伝子でもありません。
誰でも、いつからでも、その気になりさえすれば、自分で手に入れられるのです。単にいままで学んでこなかっただけです。
ですが、品格を手に入れたいと思う人のほとんどが失敗し、あきらめているという現実があります。それは学ぶ方法に大きな問題があったのです。
マナーや作法をやみくもに暗記しようとしても、「覚えられない」「忘れる」「応用がきかない」ということになってしまいます。
では、つぎのように、歴史や由来を知るとどうでしょうか?
◎土産を訪問先の近場で買うのがNGなのは、起源が遠方の「神社詣で」だから
◎礼装は神事に由来するので、肌の露出が少ないほど格上になる
◎古来日本では左が上位だから、配膳の基本は「ご飯が左、汁物は右」
この他、履物の脱ぎ方、座り方、手土産、食事の仕方……
ちょっとした歴史や由来を知ることで、「なぜそれをするのか」がわかるので覚えられ、忘れません。また、とっさのことにも応用がきくようになります。
さらに、脈々と受け継がれてきた作法やしきたりの裏側にある「美意識」を知ることで、背筋がスッと伸び、しぐさが変わっていくことでしょう。すると、自ずと品格が醸し出されていくのです。
創業132年の呉服屋を営む著者による「一生ものの知識」を、本書で学んでいきましょう。
内容説明
歴史や成り立ちから紐解くので読んだら忘れない!応用がきく!しぐさ、マナー、礼儀作法。創業132年の呉服屋を営む著者による一生ものの知識。
目次
はじめに 品格とは人としての「あり方」
1章 しぐさの品格(おじぎは、対等であることを認め合う儀式です;姿勢を整えなさい。すると、心も整います ほか)
2章 お付き合いの品格(挨拶の神髄は“真剣勝負”;不思議なご縁のつなぎ方 ほか)
3章 食の品格(肝に銘じるべき食事の作法は「心遣い」です;箸の使い方は「思いやりの検定試験」です ほか)
4章 人生の品格(お天道様が見ているものは「あなたの本気」です;日本人独特の「水に流す」という知恵も覚えておきましょう ほか)
おわりに 時代が変わっても揺るがないもの
著者等紹介
山本由紀子[ヤマモトユキコ]
創業一三二年・山本呉服店取締役会長。江戸時代から続く、岐阜の商家の一人娘として生まれる。幼少期から礼儀作法、所作等厳しく指南され、華道、茶道、習字といったはば広いお稽古事を体得する。京都の大学卒業後、金沢の呉服店で修業したのち、実家の呉服店の経営に加わる。大幅に市場規模が縮小している呉服業界において、着物を「物」として売るのでなく、現代生活の中で着物を着る「楽しさや豊かさ」を提案して事業を拡大。岐阜県内に三店舗を展開。四代目として事業を引き継ぎ、「奇跡の呉服屋」として、『日経MJ』『商業界』などの新聞、経営誌に取り上げられる。現在は、五代目に経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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