出版社内容情報
日本一のビジネス書書評メルマガ「ビジネス・ブックマラソン」発行人の著者が、仕事にいかせる本の読み方を徹底解説。
内容説明
読書とは、数千行の中から自分の未来を拓く「1行」を見つける行為。日本一の書評家がその技術を明かす。
目次
序文 人生は「1本の線」から動きだす
第1章 こんな読書をしてはいけない
第2章 「速く」読むな。「遅く」読め
第3章 「全体」を見るな。「部分」を見よ
第4章 「結果」を見るな。「原因」を見よ
第5章 「同じ」をつくるな。「ちがい」をつくれ
第6章 「中身」を読むな。「背景」を読め
第7章 さあ、「教養」に挑め!
終章 ブルー
巻末付録 私の引いた44本の線
著者等紹介
土井英司[ドイエイジ]
有限会社エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役/日刊書評メールマガジン『ビジネスブックマラソン』編集長。1974年生。慶應義塾大学総合政策学部卒。日経ホーム出版社(現・日経BP社)を経て、2000年にAmazon.co.jp立ち上げに参画。2001年に同社のCompany Awardを受賞。独立後は数多くの著者のブランディング、プロデュースを手掛けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
327
ビジネス書を自分の糧にするためにどのような本を選び、どのように読み、どのような箇所に線を引くべきかということを伝える一冊。本書を読んでもほかのビジネス書を読むうえでの役に立つかはわからないが、ビジネス書をもっと読もう、という気持ちにはさせてくれる。また、著者によるビジネス名著が数多く紹介されているので、それらを読んでみたくなる。ビジネス書が好きで、よく読む人であれば、一読の価値はあるおもしろい一冊。2017/06/04
ehirano1
102
本書の正しいタイトルは「著者は、本のどこに線を引いているのか」ですwww。幾分残念感が漂う本書ですが、『自分の考えと“ちがう”箇所に線を引く』というのは当方にとって有益でした。他個所は著者の読書メーター状態www。紹介されていた本で興味を持ったモノが幾つかあったのは収穫といっても良いかもしれないと思いました。2020/07/11
kinkin
71
適当に流し読み。ビジネス書の読み方本。ビジネスとは全然関係ない生活、しかしタイトルが気になったので読んでみた。ビジネスの分野を8つに分けてそれぞれのおすすめの本と解説、巻末には著者が線を引いた本とその箇所が載っている。ビジネスマンでなくとも読んでみたいような本も何冊かあった。それにしてもビジネス書ってたくさんあるなあ。それとこの手の本はやっぱりなんといってもタイトルが命だと思った。図書館にて2017/09/02
Willie the Wildcat
70
読書一般論として、読みたいと感じたから読む!これが私の基本。結果論として期待値とのGAPが発生することもあるが、それも読書の楽しみ。また翻訳を含めた執筆スタイルも”相性”に影響。途中挫折許容や多読、古典など共感。加えて、成城石井などの事例に垣間見る、結果ではなく”原因主眼”も同感。一方、本著はあくまで自己啓発系の指南書とはいえ、「消費vs.投資」には違和感。十把一絡げに”小説”と括るのは少々乱暴かな。但し、巻末の「著者が線を引いた本」に納得感。論旨を踏まえた読み方も時に必要なり・・・。(笑)2016/11/27
harass
64
題名に惹かれてちょうど図書館にあったので借りる。ビジネス書特化の読書法とおすすめ本の紹介。楽しみや気晴らしのためではなく、仕事に役立たせるための読書のヒント。なるほどと感じるのが多かった。古典にチャレンジする意味合いと効用など、どういう箇所に線を引くかというのは納得した。あえてであろうが、小説は消費で、ビジネス書は投資と言い切り、旧態依然の読書法と決別するのに驚く。個人的にだが、紹介される本などのほとんどに興味を感じない。若く野心あふれる人には最適なのだろうが。まあオススメ。2018/07/27